なぜ知育に虫なのか?数・種類・寿命が知育に向いている理由

虫・知育・数・種類・寿命

なぜ知育に虫なのか?
数・種類・寿命が知育に向いている理由

自然の中には、虫以外にもいろいろな生きものがいます。魚も、鳥も、爬虫類も、哺乳類もいる。その中で、どうして私はこんなに「虫がいい」と思っているのか。考えてみると、虫には、知育や観察の素材としてかなり強い理由がある気がしています。

虫は、まず数が多い

生きものの中で虫が扱いやすい理由のひとつは、同じ種類でも数が多いことです。

哺乳類や鳥類、爬虫類のような生きものと比べると、虫は同じ場所にかなりたくさんいることが多いです。だから、少し観察したり、数匹採集したりしても、心理的なハードルが低いんですよね。

もちろん、何をしてもいいという話ではありません。でも、子どもの自然観察や採集の入り口として考えたとき、「少し関わってみる」ことがしやすい対象だというのは大きいと思います。

ここが出発点
虫は数が多いからこそ、観察や採集の対象として入りやすいのだと思います。

虫は、種類がとにかく多い

私はこれがかなり大きいと思っていて、種類が多いこと自体が、頭を使う理由になるんですよね。

そこらじゅうに、何百、何千という種類の虫がいます。見た目が似ているものもいれば、全然違うものもいる。飛ぶものもいれば、落ちるものもいる。草につくもの、木に集まるもの、水辺にいるものもいます。

種類が多いということは、それだけ「違いを見つける」「見分ける」「どこにいるか考える」必要があるということです。探す力や違いを見つける力が、自然と使われます。

虫とりって、ただ数を集める遊びではなくて、「これは何が違うんだろう」と考え続ける遊びでもあるんですよね。

寿命が短いから、観察のサイクルを回しやすい

これはかなり大事で、虫は変化を短い時間の中で見やすいんです。

生きものの飼育には責任が伴います。でも、哺乳類や爬虫類のように寿命が長い生きものだと、一度飼うと長い時間が必要になりますし、そう何種類も観察することはできません。

その点、虫は寿命が短いものが多いです。ちゃんと育てても、成虫の寿命が2週間くらいということも珍しくありません。

だから、観察のサイクルをどんどん回せます。いろいろな虫を見て、疑問が出て、調べて、また次を見る。試行錯誤を何度も経験できるのは、知育としてかなり強いと思います。

「ちゃんと世話をする」を学ぶ教材にもなりやすい

寿命が短いことは、命の学びにもつながりやすいと感じています。

長生きするペットには、もちろん別の良さがあります。でも、小さい子どもが「世話をするとどうなるか」「しないとどうなるか」を実感しやすいのは、短いサイクルで変化が見える生きものかもしれません。

ちゃんと見ていても寿命を迎える。世話の仕方で状態が変わる。そういうことが短期間の中で起きるから、子どもにとっても関係が結びつきやすいんですよね。

虫は「比較」がしやすいから、学びが広がりやすい

数も種類も多いからこそ、比べる材料がたくさんあるんです。

この虫とあの虫はどう違うんだろう。似ているけれど何が違うんだろう。そうやって比較できる対象がたくさんあります。

比較できると、観察する力も、調べる意欲も育ちやすいです。単独でひとつの生きものを見るより、いくつか並べて見たほうが、違いが見えてきます。

数が多い、種類が多い、寿命が短いという特徴が全部つながって、観察・比較・試行錯誤のサイクルを強くしている気がします。

だから、虫は「最初の研究対象」になりやすい

私はここがいちばん大きくて、虫は、子どもが自分で研究っぽいことを始めやすい存在だと思っています。

近くにいて、見つけやすくて、種類が多くて、違いもあって、変化も早い。これだけ条件がそろっていると、「なんでだろう」「次はどうかな」が自然と続きます。

しかも、虫って小さい子でも自分なりの発見を持ちやすいんですよね。昨日いた場所、今日いなかった理由、季節で変わる虫、触角や羽の違い。そういうことを自分で見つけられる。

研究って、最初から大きなテーマじゃなくていいんですよね。「この虫、昨日と違う」がすでに立派な入口なのかもしれません。

虫だからこそ、自然に近い学びができる

人工物とは違って、虫は最初から多様性そのものです。

知育玩具も工夫を促してくれますが、自然の多様性にはかなわない部分があります。虫は種類も行動も個体差も大きくて、毎回同じ反応が返ってくるわけではありません。

だからこそ、予定調和になりにくい。子どもの頭が、そのたびに少しずつ回る余地があります。

虫が知育に向いているのは、子どもの頭を何度も動かせるだけの多様性と変化があるからだと思います。

まとめ|虫は、知育に向いた条件をたくさん持っている

この記事の結論
虫は、数が多い・種類が多い・寿命が短いという特徴があるからこそ、観察・比較・試行錯誤のサイクルを回しやすく、知育に向いているのだと思います。

生きものなら何でも同じ、ではなくて、虫には虫ならではの扱いやすさと学びやすさがあります。

  • 数が多いから、観察や採集の入り口になりやすい
  • 種類が多いから、違いに気づきやすい
  • 寿命が短いから、観察のサイクルを回しやすい
  • 比較しやすいから、学びが広がりやすい
  • 最初の研究対象として始めやすい
  • 自然の多様性そのものにふれられる

だから私は、自然体験の入り口として虫がすごくいいと思っています。小さくて身近なのに、学べることは本当に多い。虫って、想像以上に教育向きな存在なのかもしれません。

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