子どもと虫取り、どうやる?幼児でも捕まえられるコツと場所

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2歳児の虫取り|手づかみ・虫網・捕まえ方

2歳児でも、虫は思っていた以上に捕まえられます。

最初はアリやダンゴムシ、セミの抜け殻、動きの遅い幼虫が中心でした。ところが数か月たつと、テントウムシやカメムシ、ゴミムシダマシを自分で見つけて手で捕まえ、網を使い始めるとシジミチョウやショウリョウバッタまで対象が広がりました。2歳11か月には、アオハナムグリ、カノコガ、ショウリョウバッタ、アブラゼミ、カメムシを自分で見つけ、自分で捕まえた日もありました。

わが家で見えてきたのは、捕まえやすさを決めるのは、虫の大きさだけではないということです。落ちる、跳ぶ、走る、しがみつく、飛び続ける。虫の逃げ方と、手や網との相性によって難しさは大きく変わります。

この記事では、2歳児が実際に何を捕まえられたのか、どこを探し、どう近づき、手と網をどう使い分けたのかを、1歳から2歳11か月までの変化とともに紹介します。

この記事で分かること

幼児が捕まえやすい虫動きが遅い虫から、網で捕れる蝶やバッタまで
虫が見つかる位置地面、低い葉、草むら、木の幹などの見方
逃げ方に合わせたコツ落ちる・跳ぶ・飛ぶ虫への近づき方
親子の役割分担子どもが捕るところと、大人が補うところ

2歳でも、実はかなりの虫を捕まえられる

「2歳には虫取りはまだ難しい」と思っていましたが、同じ2歳の間にも捕まえ方はかなり変わりました。

もちろん、ここに書くのは一人の子どもの実体験です。何歳なら必ずできる、という発達の基準ではありません。また、2歳前半でも、大人が虫を見つけて「ここにいるよ」「下に手を置いて」と伝えれば捕まえられることはありました。

それでも、2歳6か月頃からは、指示されて捕るだけではなく、自分で見つけて、自分から手を出して捕まえる虫が増えてきました。

時期よく捕まえていたもの捕まえ方の変化
1歳〜2歳前半アリ、ダンゴムシ、セミの抜け殻、幼虫動きが遅いもの、逃げないものを手で取る
2歳前半〜2歳5か月頃テントウムシ、カメムシなど大人が見つけて場所や手の置き方を伝えれば、捕まえられることもある
2歳6か月頃〜テントウムシ、カメムシ、ゴミムシダマシなど自分で見つけ、自分の手で捕る場面が増える。キマワリやゾウムシはパパが見つけ、子どもが捕獲
2歳8か月頃〜シジミチョウ、モンシロチョウ、ショウリョウバッタ虫網を実際の捕獲に使えるようになる
2歳10〜11か月頃ショウリョウバッタ成虫、シロテンハナムグリ、アオハナムグリ、カナブン、カノコガ、アブラゼミなど網から自分で取り出すほか、自分で見つけ、手でさっと捕まえて持ってくる場面も見られる

※時期には幅があります。「できる・できない」がその月齢で突然切り替わったわけではなく、わが家で自発的な捕獲が増えたおおよその時期です。

幼児の手のひらに乗った小さな幼虫
初めは、動きの遅い幼虫やダンゴムシなど、手で追いやすいものが中心でした。

捕まえやすさは、虫の大きさより「逃げ方」で変わる

大きくて見つけやすい虫が、幼児にとって捕まえやすいとは限りません。

歩く・動きが遅いアリ、ダンゴムシ、テントウムシなど。進む先へ手を置きやすい
下へ落ちるハムシなど。上からつまむより、下で待ち受ける
跳ぶショウリョウバッタなど。手では追い続けることになるが、網なら覆いやすい
走る・隠れるコオロギ、キリギリスなど。草の中へ逃げると見失いやすい
しがみつく・急に飛ぶカナブンなど。見つけやすくても、木から外すのは難しい
飛び続ける蝶やトンボ。飛んでいる最中ではなく、止まるまで待つ
この記事の中心
幼児の虫取りでは、素早く手を出すことより、その虫が次にどちらへ逃げるかに合わせて、手や網を置くことが捕獲につながりました。

最初は、手で捕まえやすい虫から

アリやダンゴムシから始まり、やがてテントウムシ、カメムシ、ゴミムシダマシまで、自分で見つけて捕まえるようになりました。大きな虫を狙わなくても、地面や低い草を見れば、幼児が自分の手で成功しやすい虫はいます。

2歳6か月頃までは、パパが見つけて「ここにいるよ」と示すことも多くありました。一方、2歳6か月頃からは、子どものほうが先にテントウムシやカメムシを見つけ、そのまま手を伸ばして捕る場面が増えました。

草の中のテントウムシへ手を伸ばす幼児
草の中で見つけたテントウムシへ、自分から手を伸ばすところ。

ただし、「捕まえた」と「安全にケースへ移した」は別です。小さな虫をつぶさず、網や手からケースへ移す作業は難しいため、そこはパパが担当することがほとんどでした。

ハムシは、つままず「落ちる下」で待つ

ハムシは小さいので簡単そうに見えますが、手を近づけると、ころんと下へ落ちることがあります。上からつまもうとすると、「今ここにいたのに」と見失います。

そこで、

「下に落ちるから、下におててを置いて」

と伝えました。葉の下に手を構えておけば、落ちたところを受け止められます。これは幼児だけの難しさではなく、大人が捕るときも同じです。

虫取りのコツは、虫より速く動くことではありません。虫の逃げ方を知り、その逃げ道へ先に手を置くことです。

蝶は追い回さず、「忍者」になって止まるまで待つ

網を使い始めた頃、最初は飛んでいる蝶をそのまま追いかけていました。しかし、蝶は進む方向を何度も変えます。幼児が網を振る頃には、もう別の場所へ飛んでいます。

「ゆっくり、驚かさないように近づくんだよ。忍者になるんだよ」

そう教えると、シジミチョウをゆっくり追い、止まるまで待つようになりました。止まったら、上から網をそっとかぶせます。2歳8か月頃には、この方法でシジミチョウやモンシロチョウを捕まえられました。

1.見つけるすぐに走らない
2.ゆっくり追う距離を保つ
3.止まるまで待つ網を振り回さない
4.上から覆うそっと網を置く
壁に止まったモンシロチョウへ静かに近づく幼児
止まっているモンシロチョウへ、驚かせないよう静かに近づきます。
草むらで虫網を構えてシジミチョウを追う2歳児
2歳8か月頃。飛び続ける蝶へ無理に振らず、止まる場所を見ながら追います。

一方、ひらひらと飛び続ける蝶は、あまり狙いません。「飛んでるから取れないね」と言うこともあります。トンボにもあまり網を向けません。興味がないと断定はできませんが、今の自分に捕まえられそうかを見て、狙う虫を選んでいるようにも見えます。

ショウリョウバッタは、手より網で捕まえやすくなった

ショウリョウバッタは、草むらを歩くとぴょんぴょん跳ぶため、存在には気づきやすい虫です。ところが手で取ろうとすると、近づくたびにまた跳びます。成虫になると飛ぶ距離も長くなり、さらに見失いやすくなります。

手では何度も追いかけていたショウリョウバッタも、網なら上から覆えます。2歳8か月頃から網で捕まえられるようになり、2歳10か月のときには、成虫を捕まえたあと、自分で網の中へ手を入れて取り出しました

捕虫網の中からショウリョウバッタを自分で取り出す2歳児
網の中を確かめ、自分で手を入れて取り出します。
捕まえたショウリョウバッタ成虫を手で持つ2歳児
2歳10か月。網で捕まえたショウリョウバッタ成虫を手で持てました。

さらに2歳10〜11か月頃には、ショウリョウバッタを手で捕まえられることも出てきました。先に網で成功し、その後に手でも取れるようになったため、成長は「手づかみから網へ」という一方向だけではありません。道具によって先に成功し、あとから手の使い方が追いつくこともありました。

カナブンは、見つけやすくても捕まえにくいことがある

樹液にいるカナブンは大きく、目につきやすい虫です。ただし、木にしっかりしがみついていると、幼児の指では外しにくいことがあります。急に「ブーン」と大きな音を立てて飛ぶため、2歳6か月頃には驚いて「パパ取って」と頼むこともありました。

ところが2歳11か月になると、地面にいるシロテンハナムグリやカナブンを自分で見つけ、手でさっと捕まえて持ってくるようになりました。

同じ虫でも難しさは一定ではない
木にしがみついているか、地面を歩いているか。急に飛ぶ音への慣れがあるか。同じカナブンでも、いた位置とこれまでの経験によって、幼児の反応は変わりました。

幼児と虫を探す場所|公園の中でも見る位置を変える

「虫がいる公園」を探すことも大切ですが、公園に着いたあとは、広い場所を歩くだけでは見つかりません。目線を下げ、虫がいる位置を変えて見ます。

見る位置見つけやすかった虫幼児との捕り方
地面・石や落ち葉の周りアリ、ダンゴムシ、ゴミムシダマシ、地面に降りたハナムグリ歩く先へ手を置く。石を動かすのは大人が安全を確認する
低い葉・草の上テントウムシ、カメムシ、ゾウムシ、ハムシ葉の下にも手を構え、落ちても見失わないようにする
草むらショウリョウバッタ、コオロギ、キリギリス跳んだ先を目で追い、網で上から覆う
木の幹・樹液カナブン、クワガタ、ケシキスイなどしがみつく力や、ハチが来ていないかを大人が確認する
花・低い草の周りシジミチョウ、モンシロチョウ止まるまでゆっくり追い、上から網をかぶせる

東京の公園や河川敷で、実際に何月にどんな虫を見つけたかは、別記事の観察記録にまとめています。この記事では場所の一覧ではなく、虫を見つけたあと、幼児がどう捕まえるかに焦点を当てました。

幼児が全部を一人でする必要はない

わが家でも、虫を自分で見つけて捕まえる場面は増えましたが、毎回すべてを一人でしているわけではありません。

  • 子どもが自分で見つけて捕まえた:テントウムシ、カメムシ、アリ、ダンゴムシ、ゴミムシダマシ、シロテンハナムグリなど
  • パパが見つけ、子どもが捕まえた:キマワリ、ゾウムシなど
  • 基本的にパパが担当:小さな虫を網や手からケースへ安全に移す作業
  • 子どもが自分でできた例:ショウリョウバッタを網から取り出し、手で持つ

「一人で全部できたか」だけで評価すると、幼児との虫取りは難しく見えます。しかし、見つける、近づく、手を置く、網をかぶせる、捕れたことを確かめる。その一部分でも、自分でできることはあります。

道具の選び方や、大人用と子ども用の網の使い分けは、道具の記事で詳しくまとめています。

まとめ|2歳児の虫取りは、「捕れそうな動き」を読むところから

この記事の結論
2歳児でも、実際にはかなりの虫を捕まえられます。ただし、捕まえやすさは虫の大きさではなく、逃げ方、いた位置、手と網の使い分けによって変わりました。
  • 最初はアリ、ダンゴムシ、抜け殻、動きの遅い幼虫から始まった
  • 2歳6か月頃から、自分で見つけて手で捕る虫が増えた
  • ハムシは上からつままず、落ちる下に手を構える
  • 蝶は「忍者」のようにゆっくり近づき、止まってから網をかぶせる
  • ショウリョウバッタは手では難しくても、網なら捕まえやすい
  • 道具で先に成功し、その後に手でも捕れるようになることがある
  • 捕獲後のケース移動など、難しい部分は大人が補ってよい

虫取りは、ただ網を振る遊びではありません。この虫は落ちるのか、跳ぶのか、飛び続けるのか。虫の動きに合わせて近づき方を変えることで、幼児にも「自分で捕れた」という瞬間が増えていきました。

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