自然は毎週変わる。親子でフィールドワークすると季節が見えてくる

季節の変化・フィールドワーク・虫と植物

自然は毎週変わる。
親子でフィールドワークすると季節が見えてくる

同じ場所を歩いているはずなのに、毎週見えるものが違う。虫とりや自然観察を続けていると、その当たり前のことに毎回ちょっと驚きます。花が変わる。虫が変わる。鳴き声が変わる。親子でフィールドワークをしていると、季節ってこんなに細かく動いているんだなと実感します。

同じ場所なのに、毎週ちがう

私がいちばん面白いと思ったのは、自然は毎週のように様子が変わるということでした。

一度見た場所にまた行くと、前と同じようでいて、実はかなり違います。咲いている花が違うし、飛んでいる虫も違う。草の伸び方も違うし、音の感じまで変わります。

自然って、大きく「春」「夏」と区切るだけではなく、もっと細かい変化の積み重ねなんですよね。フィールドワークをすると、それがすごくわかりやすいです。

ここが出発点
親子で同じ場所を繰り返し歩くと、季節はカレンダーではなく、目の前の変化として見えてくる気がします。

春は、花と小さい虫が一気ににぎやかになる

春の最初って、足元の世界が急に明るくなる感じがあります。

4月の初めごろには、たんぽぽやカラスノエンドウ、ヒメオドリコソウが咲いていて、シジミチョウがたくさん飛んでいました。水辺にはオタマジャクシもたくさんいて、「ああ、春が始まったな」という感じがしました。

小さい花と小さい虫が一気に動き出すので、足元を見て歩くだけでもかなり楽しいです。春は、親子でのフィールドワークを始めるのにすごくいい季節だと思いました。

次の週には、もう別の花と別の虫がいる

ここが本当に面白くて、「前と同じ」がほとんど続かないんですよね。

次の週には、ウマノアシガタが目立っていて、その頃にはヒゲナガハナノミがびゅんびゅん飛んでいました。そのあとにはコウゾリナが咲き始め、トノサマガエルがぴょんぴょんしていました。

また別の日には、ブタナが咲いて、ヒメジョオンの花が開いていました。いつの間にかシジミチョウが減って、モンシロチョウが増えている。気づけば、マメコガネやハムシも増えていました。

「この前見た」が、もうそのままでは通用しないのが、自然観察の面白さだと思います。

自然は、同じ場所に何度も行っても飽きにくい。むしろ、何度も行くからこそ面白くなるんですよね。

家の近くでも、ちゃんと季節は動いている

遠くの自然公園じゃなくても、家の近くに変化はちゃんとあるとわかりました。

たんぽぽやスミレが咲いていたと思ったら、すぐにたんぽぽは綿毛に変わっていました。ナガミヒナゲシやキュウリソウが咲いていた場所が、いつの間にかオオキンケイギクだらけになっていることもありました。ツツジの花びらも、気づけばなくなっていました。

遠くへ行かなくても、繰り返し同じ道を歩くだけで、ちゃんと変化は見つかります。自然を見る目がつくと、普段の道が少し特別な場所に変わる気がします。

夏になると、見上げる世界が増えてくる

春が足元の季節なら、夏は少し視線が上に上がる季節かもしれません。

暑くなってくると、蝶やトンボが多く見えるようになりました。アゲハ蝶が家の近くの公園でもたくさん見られて、幼虫もたくさん観察しました。子どもが生まれる前は柑橘系の植物なんて気にしていなかったのに、今ではどこにあるか意識するようになっています。

セミの鳴き声も増えてきます。よく聞くと、鳴き方が違う。川沿いにはアオスジアゲハが給水に来ていて、トンボも増えてきます。木の上の方を飛ぶ虫を見て、「タマムシなんて飛んでいたんだ」と驚いたりもしました。

同じ「虫を見る」でも、季節によって目を向ける高さまで変わるのが面白いです。

知識不足でも、知りたくなることが増えていく

私はまだまだ詳しくないのですが、詳しくないからこそ、もっと知りたくなる感じがあります。

木の名前もまだ全部はわからないし、どんな生きものがどんなふうに生きているのかも、知らないことだらけです。でも、歩いて見ていると、「あれは何だろう」がどんどん増えていきます。

図鑑を開くのもいいけれど、先にフィールドワークをして、見つけたものが何なのかをあとで調べるほうが、私はずっと面白いと感じています。

親が完璧に詳しくなくても大丈夫で、一緒にわからないまま歩くこと自体に価値があると思います。

子どもは、親が見ているものをちゃんと見ている

親が自然を面白がっていると、子どもの親和性も上がりやすい気がします。

親がこんな感じなので、うちの子の生きものに対する親和性はかなり高いです。ダンゴムシも、バッタも、蝶々も、カエルも、魚も、ザリガニも「ちょうだい!」と触りに来ます。

自然の中ではあまり怖いものがないみたいで、親としてはちょっと驚くこともあります。でも、こちらが面白がっていると、子どもも自然にその方向へ向いていくんだなと感じます。

まとめ|フィールドワークをすると、季節が「見える」ようになる

この記事の結論
親子でフィールドワークをしていると、花や虫や音の変化を通して、季節がカレンダーではなく目の前の現象として見えてくるのだと思います。

同じ道を歩いているのに、毎回少しずつ違う。それに気づけるようになると、自然観察は一気に面白くなります。

  • 自然は毎週のように変化している
  • 春は足元の花と小さい虫がにぎやか
  • 次の週にはもう別の花と虫が見えてくる
  • 家の近くでもちゃんと季節は動いている
  • 夏は視線が上がり、蝶やトンボやセミが増える
  • 親が面白がると、子どもも自然に親和的になる

フィールドワークって、特別なことのようでいて、実は同じ場所を何度も歩くことなのかもしれません。そうやって歩いているうちに、季節は少しずつ「知識」ではなく「実感」になっていく気がしています。

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