虫とりは五感を育てる。触覚・聴覚・嗅覚が育つ理由

五感を育てる。虫とりで育てる。子育て
触って聞いてにおって。最高の教材かもしれない。
虫とり・五感・触覚・聴覚・嗅覚

虫とりは五感が育つ。
触覚・聴覚・嗅覚が育つ理由

虫とりのいいところは、目で見るだけでは終わらないことです。
触ると感じるし、
耳をすませば音があるし、
においもあります。
虫とりって、想像以上に五感を使う遊びなんですよね。
しかも、その感覚は知識として覚えるより、ずっと体に残りやすい気がしています。

虫とりは、体全体で学ぶ遊び

私が虫とりを知育っぽいと思う理由のひとつが、五感を自然に総動員するところです。

知育というと、つい「考える力」とか「言葉」とかを思い浮かべがちです。
でも、小さい子どもの学びって、もっと体に近いところから始まることが多いですよね。

  • 触ってみる。
  • 音を聞く。
  • においを感じる。
  • そうやって得た感覚は、ただ説明を聞くよりもずっと強く残ります。
    虫とりには、その入り口がたくさんあります。

    ここが大事
    虫とりは、頭だけで学ぶ遊びではなく、体全体で学ぶ遊び

    触って学ぶ|虫によって、手触りは全然違う

    触覚って地味に見えるけれど、虫とりではかなり大きい学びだと思っています。

    蝶や蛾は、ふわっとしていて、鱗粉がつく感じがあります。
    優しく持たないと羽が崩れてしまう。
    コガネムシやカブトムシは、脚が引っかかる感じがあって、ちょっと痛い。
    トンボの足もとげとげしていて、持つと「こういう足なんだ」とわかります。

    てんとう虫やハムシのような小さい虫は、手に乗せるとこそばゆい感じがします。
    ゲジゲジやダンゴムシもまた違うこそばゆさを感じます。

    てんとう虫はそんなに硬くないけど、ゾウムシは硬い。

    「虫の感触」って虫の種類によって千差万別ですよね。
    それぞれ違う触感がある
    それを実際に感じること自体が、感性を育てることにつながっている。

    図鑑で見るだけではわからないことが、手のひらの感覚からわかる。
    これは虫とりならではです。

    聞いて学ぶ|虫の世界は、音でも見えてくる

    虫とりをしていると、耳も自然と働きはじめるんですよね。

    セミ、コオロギ、バッタの鳴き声
    ハチのブーンという音
    耳をすませると、カミキリムシのギーギーとした音が聞こえることも

    こういう音って、最初はただの背景音みたいに流れているんです。
    でも、「あ、この音は何だろう」と意識し始めると、急に世界が立体的になります。

    木々が揺れる音の中に虫の音が混ざっている。
    草むらの奥から音がする。見る前に、聞いて気づくことも増えてきます。

    そうして、
    川のせせらぎを聞き、
    風の音を聞き、
    鳥の囀りにまで耳を澄ませることができるようになります。

    ここがポイント
    虫とりは、ただ目で探す遊びではなく、
    音を手がかりに存在を感じ取る遊び
    でもあります。

    におって学ぶ|カメムシのにおいも、立派な観察材料

    子どもに最初から「臭い」と決めつけて教えなくてもいいのかなと思っています。

    やっぱり、においで一番わかりやすいのはカメムシです。
    独特なあのにおいです。
    でも、そのにおいを「くさい!」で終わらせるのではなく、
    「面白いにおい」「独特なにおい」と言ってみると、子どもの反応も少し変わります。

    ほかにも、シデムシのように、集まる場所に由来した異様なにおいを感じることもあります。

    樹液のにおいを覚えて、カブトムシやクワガタムシを探します。

    こうやって考えると、においも立派な情報です。
    虫とりって、鼻でも観察している
    んですよね。

    五感を使うから、虫とりは記憶に残りやすい

    「見た」だけより、見て・触って・聞いて・におった体験のほうが、やっぱり濃いんだと思います。

    「セミを見た」ではなく、鳴き声を聞いた抜け殻を触った近くの木のにおいを感じた、という体験になると、一つの生きものに対する印象がぐっと深くなります

    虫の名前を覚えることももちろん大事ですが、
    それ以上に、「この虫はこういう感じだった」という体験として残るのが大きいんじゃないかなと思います。

    五感で覚えたことは、知識というより体験として残る。
    だからこそ、あとから図鑑や本につながりやすいのかもしれません。

    虫とりは、感覚を言葉に変える練習にもなる

    小さい子にとって大事なのは、感じたことを言葉にしていくことでもあります。

    ふわふわしてる。
    こそばゆい。
    ブーンって鳴ってる。
    なんか変なにおいがする。
    そういう言葉って、まさに五感から生まれます。

    最初は「こわい」「くさい」「いたい」みたいな単純な言葉でもいいと思うんです。
    そこから、「どういうふうに?」「どんな感じ?」と少しずつ広げていくと、子どもの表現も増えていきます

    感じることと話すことがつながるのも、虫とりのよさのひとつです。

    まとめ|虫とりは、五感をひらく遊び

    この記事の結論
    虫とりは、見るだけでなく、触る・聞く・におうまで含めて、子どもの感覚を豊かにしてくれる遊びなのだと思います。

    虫とりというと、どうしても「捕まえること」に目が行きがちです。でも実際には、その前後にたくさんの感覚のやり取りがあります。

    • 虫によって手触りが違う
    • 鳴き声や羽音で存在に気づく
    • においも立派な観察材料になる
    • 五感で覚えたことは体験として残りやすい
    • 感じたことを言葉にする練習にもなる

    知育というと、つい「考えること」に目が向きますが、その前にまずは感じることがあるんですよね。虫とりは、その入口としてすごく優秀なんじゃないかなと思っています。

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