標本作成は知育になる。忍耐力・計画性・整理された思考を育てる

標本・知育・忍耐力・計画性

標本作成は知育になる。
忍耐力・計画性・整理された思考を育てる

虫とりのあと、標本にするかどうかで迷うことがあります。でも、実際にやってみると、標本作成って単なるコレクションではないんですよね。時間をかけること、順番を守ること、細部をよく見ること。そういう力がかなり必要で、しかもそれが遊びの延長で身につくのが面白いところだと思っています。

標本作成は、思っているよりずっと地道

最初に言いたいのは、標本作成は“サッとできる作業”ではないということです。

虫を採ってきたら、すぐ完成するわけではありません。自然に死ぬのを待つこともあれば、処置をしたあとに軟化が必要なこともあります。そのあと、足や羽を伸ばす作業もあります。

ピンセットや針を使って、少しずつ、壊さないように、形を整えていく。見た目よりずっと地味で、細かくて、時間がかかります。

ここが出発点
標本作成は、勢いで終わる遊びではなく、落ち着いて向き合う作業なんですよね。

「今やりたいのに、待たないといけない」がある

ここがたぶん、知育としていちばん効いているところかもしれません。

標本作成って、波に乗っているときに一気にやりたいんです。でも、そういうときに限って、軟化のために一日置かないといけなかったり、乾燥のためにさらに時間がかかったりします。

「今すぐ完成させたい」と思っても、手順を飛ばすと失敗しやすい。だから待たないといけない。この感じ、すごく大事だなと思います。

やる気があるときに、あえて待つ。それって、普通の遊びではなかなか出てこない経験です。

やりたい気持ちを持ったまま、必要な時間を待つ。標本作成には、その練習が自然に入っています。

手順を守ることが、そのまま失敗を減らす

標本作成は、順番に意味がある作業です。

どのタイミングで何をするか、どういう順で形を整えるか。そういうことを一つずつ守ることで、仕上がりが変わってきます。

焦って進めると、羽を傷めたり、足が変な位置になったり、あとで直しにくくなったりします。だから、丁寧に順番を追うことがすごく大事です。

私はこれ、実験と少し似ているなと思っています。手順を守ることが、ただのルールではなく、結果につながっているんですよね。

根気と集中力が、かなり要る

細かい作業だからこそ、一気に仕上げる勢いより、じわじわ続ける力が必要です。

足を伸ばす、触角の向きを整える、羽をきれいに広げる。どれも地味な作業です。何本も針を刺して位置を調整することもあります。

すぐに終わる達成感ではなく、時間をかけた先にやっと形になる感じなので、途中で雑になると崩れやすい。だから、集中を保つ必要があります。

短い集中ではなく、丁寧さを保つ集中力が育ちやすい作業だと思います。

計画性や段取りの力も使う

標本作成には、今だけでなく、その先を見て動く力も必要です。

今日どこまでやるか、何を準備しておくか、乾燥までどのくらい見込むか。そういうことを考える必要があります。

ただ手を動かすだけではなく、「このあとどうなるか」を見越して進める。これって、計画性とか段取りの力そのものですよね。

しかも、自分の集中力やできる量も見積もらないといけないので、自己管理の練習にもなっている気がします。

標本作成は、器用さだけでなく、待つ力・順番を守る力・見通す力を使う作業です。

じっくり見るから、観察する力も育つ

標本作成では、いやでも細部を見ないと進められないんですよね。

触角の位置を整えようと思えば、どんな形をしているのかをよく見ないといけません。足の向きを調整するにも、関節がどうなっているのかを見る必要があります。

そのときに、「なんで同じ蛾なのに触角が違うんだろう」「なんでこのカミキリムシの触角はぼこぼこしているんだろう」と、新しい疑問も生まれてきます。

手を動かしているうちに、観察が深くなるのも、標本作成のすごく面白いところです。

遊びの中で、整理された思考が育つのかもしれない

私は最近、標本作成って、普通の勉強では伸ばしにくい力をかなり使っている気がしています。

手順を守る、待つ、丁寧に進める、細部を見る、次の工程を考える。こういうことって、勉強のテスト点数にはすぐ出ないけれど、物事をきちんと進める力の土台になるはずです。

遊びの延長でこういう力を使えるのは、すごくいいなと思います。しかも本人にとっては「勉強させられている」感じがありません。

楽しみながら、整理された思考や忍耐力の基盤をつくっていける。標本作成には、そんな良さがある気がします。

2歳ではまだ全部はできなくても、入口には立てる

全部を一人でできなくても、作業に少し参加すること自体に意味があると思っています。

2歳の我が子は、もちろんまだ標本作成を全部はできません。でも、針を刺して遊ぶことはできました。大人がやっていることを見て、少し触ってみて、面白がる。その時点でもう十分入口に立っている気がします。

最初から完成を目指さなくてもいいんですよね。少しずつ関わっていく中で、将来どうなっていくのかが楽しみです。

まとめ|標本作成は、遊びながら「待つ力」を育てる

この記事の結論
標本作成は、忍耐力・計画性・集中力・観察力を、遊びの中で自然に使わせてくれる知育的な作業なのだと思います。

標本作成は、見た目よりずっと地味で、ゆっくりした作業です。でもそのぶん、勢いではなく、丁寧さや順番や待つことが大事になります。

  • すぐ終わらないから、待つ力が必要
  • 手順を守ることで失敗が減る
  • 細かい作業なので集中力がいる
  • 先を見て進める計画性も使う
  • じっくり見ることで観察力も育つ
  • 遊びの中で整理された思考の土台ができる

虫とりのあとに標本作成まで入ると、一つの体験がぐっと深くなります。取って終わりではなく、その後も見て、考えて、形にしていく。そこに、かなり豊かな学びがある気がしています。

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