1歳の外遊びは何をする?まだ歩けなくても「座る・見る・触れる」で十分だった

おでかけ・体験学習

1歳の外遊びは、何をすればよいのでしょうか。

1歳になったばかりの頃はまだ上手に歩けず、公園へ行っても芝生に座っていることがほとんどでした。ところが1歳半頃まで写真を追うと、シャボン玉を持ち、水たまりや雪に触れ、地域行事や里山の活動にも参加するようになっていました。

外遊びは、遊具や自然観察だけではありません。歩けない時期に座って感じることも、歩き始めて自分で試すことも、季節の行事へ一緒に出かけることも含まれていました。

わが家の写真を見返すと、1歳になったばかりの息子・ちーくんは、本当によく座っていました。公園でも広場でも、水辺でも、まず座る。移動中は抱っこされたり、子ども乗せ自転車の前席から景色を眺めたりしていました。

それから約半年。歩けるようになると、シャボン玉を自分で持つ、水たまりのそばまで歩く、雪を手に取る、竹馬や松ぼっくりを使った遊びへ手を伸ばす、と外との関わりが増えていきました。

この記事の結論

1歳〜1歳半の外遊びは、「座る・見る・触れる」から始まり、「歩く・試す・行事に参加する」へ広がっていきました。遊具で上手に遊べなくても、その時にできる姿勢と動きで外の世界に関われれば十分でした。

この記事では、2024年9月から2025年2月まで、1歳から1歳半頃の外遊びを写真で振り返ります。

  • 歩く前と歩き始めで、実際にしていた外遊び
  • シャボン玉、水たまり、雪など自然観察以外の遊び
  • 近所の学校のどんど焼きや、里山の参加活動
  • 1歳児を季節の行事へ連れて行って感じたこと

1歳になったばかり|外では「座る・見る・触れる」が中心

広い芝生に座って周囲を眺める1歳児
1歳になったばかり。広い芝生に来ても、まずはその場に座って周囲を眺めていました。

この頃は、公園へ行っても遊具で遊ぶわけではなく、芝生の上に座っている時間が長くありました。大人の目には「何もしていない」ように見えても、視線や手はよく動いていました。

周りを見回す。草をつまむ。花に手を伸ばす。風で揺れる葉や、小さく動く虫を見る。体の移動は少なくても、興味は周囲のいろいろなものへ向いていました。

1芝生、草、落ち葉に触れる

芝生に座って細い草を観察する1歳児
細い草をつまみ、目の前に持ってきて観察。
公園の花に手を伸ばす1歳児
花の近くまで行くと、自分から手を伸ばしました。

芝生は手のひらに少し硬く、落ち葉は握るとカサカサと音がします。花壇では「赤いね」「小さいね」と、目に入ったことを短く言葉にしていました。

遊び方を教えなくても、一本の草を持ち上げ、振り、裏返し、じっと見る。それだけで長く遊ぶことがありました。

2虫、動物、水を一緒に見る

公園で見つけたチョウ
チョウ
草の上のテントウムシ
テントウムシ
外遊び中に見つけたカマキリ
カマキリ

浅い水辺に座る1歳児
家の近くの浅い水辺で、流れや冷たさを感じる。
抱っこされながらヤギを見る1歳児
ヤギは抱っこされたまま、少し離れて見学。

自分で虫を探したり、動物に触れたりしなくても、「動いたね」「鳴いたね」と一緒に見ることはできます。水辺では流れを眺め、音を聞き、手足で冷たさを感じていました。

今では虫取りが日常になっていますが、始まりは捕まえることではなく、親が見つけた小さな生き物を一緒に見ることでした。

3抱っこ、移動、ハンモックも外遊び

屋外のハンモックに寝転ぶ1歳児
屋外のハンモックに寝転び、布に包まれる感覚を楽しむ。
親子で屋外のハンモックを楽しむ様子
大人と一緒なら、歩けない時期にも体験できました。

外遊びを「自分の足で動くこと」に限定すると、歩けない時期にできることは少なく見えます。でも、抱っこで景色を見ることも、ハンモックに寝転んで揺れや風を感じることも、室内とは違う経験でした。

歩き始めた1歳児|自分で試す外遊びが増えた

歩ける距離が少しずつ伸びると、外遊びの中心は「連れて行ってもらって見る」から、「自分で近づいて試す」へ変わりました。

4シャボン玉を追う、持つ、飛ばしてみる

広場でシャボン玉を持って遊ぶ1歳児
飛んでいく泡を見るだけでなく、道具を自分で持つようになりました。
シャボン玉の道具を手に持つ1歳児
大人が作った泡を追い、自分でもやってみようとします。

シャボン玉は、歩き始めの時期に取り入れやすい外遊びでした。最初は目で追い、手を伸ばして割るだけ。やがて道具を持ち、大人の動きをまねようとします。

※シャボン液を飲んだり、容器を口につけたりしないよう、必ずそばで見守ります。こぼれた場所は滑りやすくなるため注意します。

5水たまりや雪を確かめる

水たまりの横を歩く1歳児
水たまりのそばまで、自分の足で近づく。
地面の雪に触れる1歳児
地面に残った雪を手で触る。
手に雪を持つ1歳児
冷たい雪を持ち、大人へ見せる。

水たまりは光を反射し、踏めば形が変わります。雪は冷たく、握ると小さくなります。季節によって同じ道の様子が変わることも、身近な外遊びになりました。

濡れることを嫌がる日もあります。触るかどうかは子どもに任せ、防水の靴や着替えを用意しておくと親も落ち着いて見守れます。

公園だけではない|地域行事や里山の活動にも参加した

写真を半年分に広げると、公園や広場だけでなく、行事へ出かけていることが多いと気付きました。特に、里山で行われる参加活動によく足を運んでいました。

1歳児が竹馬に乗りこなしたり、行事の意味を理解したりするわけではありません。それでも、人が集まる場所へ行き、大人がしていることを見て、触れられるものに手を伸ばし、季節のものを食べることはできました。

6近所の学校で、どんど焼きを見る

近所の学校でどんど焼きを眺める1歳児
家の近くの学校で行われたどんど焼き。少し離れて火や煙を見ました。
どんど焼き会場に立つ1歳児
地域の人が集まる空気も、普段の公園とは違います。

どんど焼きでは、火の熱、煙のにおい、ぱちぱちという音、人が集まる様子に出会いました。近くで何かをさせなくても、十分に普段とは違う体験です。

火や煙のある行事では、主催者の案内に従い、風向きや混雑を見ながら十分に距離を取ります。

7里山で、竹や木の実を使った遊びに参加する

里山のわらの小屋へ近づく1歳児
わらで作られた小屋を見つけ、入口まで近づく。
里山活動で竹馬に触れる1歳児
里山で竹馬に挑戦。乗りこなすより、まず触れてみる。
松ぼっくりを使った里山の遊びに参加する1歳児
松ぼっくりを使った遊びを、大人と一緒に試す。

里山の活動には、自然を見るだけでなく、竹、わら、木、松ぼっくりなどを使った遊びがありました。年上の子向けの内容でも、支えてもらいながら竹馬へ足を置いたり、松ぼっくりへ手を伸ばしたりできます。

「上手にできたか」より、初めて見る道具や素材に出会い、自分もやってみようとしたことが印象に残っています。

8七草粥を食べ、季節の行事を味わう

里山の行事で七草粥を食べる親子
里山の活動で七草粥を食べました。外遊びの記憶には、味やにおいも加わります。

外遊びというと体を動かす場面を思い浮かべますが、行事で季節の食べ物を味わうこともありました。七草を見て、その説明を聞き、七草粥を食べる。1歳児が由来を理解しなくても、家族と同じ場で季節を経験できます。

里山活動のよさは、自然観察、昔遊び、食文化が別々ではなく、一つの行事の中でつながっているところでした。

1歳から1歳半、外遊びはこう変わった

芝生をハイハイする1歳児
気になる方向へ、ハイハイで近づく。
屋外で立って遠くを指さす1歳児
立って指をさし、興味を大人へ伝える。

おおよその時期 よく見られた外との関わり
1歳になった頃 抱っこや座った姿勢で見る。草、花、水、虫へ手を伸ばす。
移動が増えた頃 ハイハイで近づく。つかまり立ちをする。指さしで興味を伝える。
歩き始めた頃 シャボン玉の道具を持つ。水たまりや雪へ自分で近づく。
1歳半に近づく頃 行事の遊びをまねる。道具へ触れる。季節の食べ物を一緒に味わう。
外遊びが突然始まったのではなく、抱っこで見ていた時間、座って触れていた時間の続きに、自分で歩いて試す姿がありました。

歩き始める時期や興味を示すものには大きな個人差があります。月齢ごとの活動を順番どおりにさせる必要はありません。その日にできる姿勢と動きで、気になるものへ関われれば十分だと思います。

こども家庭庁の『保育所保育指針解説』でも、1歳以上3歳未満児について、身近な環境へ関わり、見る、聞く、触るなどの経験を通して感覚の働きを豊かにすることが示されています。写真を振り返って感じた「座っている間にも、外から多くのものを受け取っていた」という実感と重なります。

1歳児を外や行事へ連れて行くときに意識したこと

親の役割は、体験を次々に与えることよりも、安全を確保し、子どもの反応を待つことでした。

「葉っぱ、カサカサするね」

「シャボン玉、飛んでいったね」

「お水、冷たいね」

「火がぱちぱちしているね」

「竹でできているね」

詳しい説明を続けるよりも、子どもの視線の先を一緒に見て、今起きていることへ短い言葉を添えるようにしていました。行事でも、すべての体験へ参加させようとはせず、眠そうなら抱っこし、怖がれば離れました。

安全のために確認したいこと

  • 石、木の実、落ち葉、シャボン液などを口へ入れないよう、手の届く距離で見る
  • 水辺、水たまり、雪の上では、転倒や濡れに備えてすぐ支えられる位置にいる
  • 火や煙を扱う行事では、主催者の指示に従い、風向きと距離を確認する
  • 竹馬などの道具は、対象年齢や会場の案内を確認し、大人が体を支える
  • 行事食は、食材、アレルギー、温度、硬さ、塩分などを確認する
  • 混雑する会場では、迷子や接触事故を防ぐため子どもから目を離さない
  • 帰宅後や動植物に触れた後は手を洗う

毎日、特別な外遊びを用意しなくてもいい

写真には里山や行事の場面も多くありますが、毎日どこかへ出かけていたわけではありません。家の前で葉を見る。近所を抱っこで一周する。公園で10分だけ座る。そんな日も同じように外遊びです。

行事は、普段とは違う音、におい、人、道具、食べ物に出会える機会でした。一方で、日常の散歩は、同じ場所の小さな変化に気付ける時間でした。どちらか一方だけでなく、無理のない範囲で組み合わせるのがわが家には合っていました。

わが家で分かったこと

外遊びは、親が遊びを完成させて与えるものではありませんでした。安全な場所へ一緒に行き、子どもが見つけたものに付き合う。行事では、その場に一緒にいる。それだけから始められます。

1歳〜1歳半の外遊びでよくある疑問

Q.まだ歩けません。公園へ行く意味はありますか?

あります。抱っこで景色を見る、芝生に座る、草や落ち葉に触れるだけでも、室内とは違うものに出会えます。歩く練習や遊具遊びを目的にしなくても大丈夫です。

Q.自然観察以外には何ができますか?

シャボン玉、ハンモック、水たまり、雪などを実際に楽しみました。座ったままなら大人が作ったシャボン玉を見るだけでもよく、歩き始めると自分で道具を持ったり、気になる場所へ近づいたりできます。

Q.1歳児を地域行事へ連れて行っても楽しめますか?

すべての内容を理解したり参加したりしなくても、普段とは違う音、におい、人の集まり、道具、食べ物に出会えます。対象年齢、安全面、休憩場所を確認し、子どもの様子に合わせて短時間から参加すると安心です。

Q.親はどのくらい声をかければよいですか?

実況し続けなくても大丈夫です。「動いたね」「冷たいね」「ぱちぱち聞こえるね」など、子どもが見ているものへ短い言葉を添える程度でも十分です。

まとめ|座っていた1歳児が、歩いて行事へ参加するまで

1歳になったばかりの写真には、公園でも広場でも座っているちーくんがたくさん写っていました。

それから1歳半頃までに、シャボン玉を持ち、水たまりや雪へ近づき、近所の学校のどんど焼きや里山の活動にも参加しました。

芝生や虫を見ることも、ハンモックへ寝転ぶことも、竹馬へ足を置くことも、七草粥を食べることも、子どもにとっては初めて出会う外の世界でした。

歩けない時期には、座る・見る・触れる。歩き始めたら、近づく・持つ・試す。さらに地域や里山へ出かけると、人、文化、季節との出会いが加わりました。

1歳〜1歳半の外遊びは、一つの遊び方に決めなくてよいのだと思います。

年齢と興味に合わせて、外遊びを広げる

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