虫の取り方のコツ。
ハムシ・樹液の虫・草むらの虫はどう探す?
虫とりって、ただ網を振ればいいわけではないんですよね。
むしろ、取る前に「どこにいるのか」「どう動くのか」を考える時間のほうが長いこともあります。
私は、虫とりって自然観察だと思っています。
そして、無理に網を振らなくてもいいので、幼児でもできると思っています。
この記事では、幼児とできる虫とりに焦点を当て、どう探すかを深掘りしています。
虫とりは、まず「探し方」を知る遊び
いちばん大事なのは、虫によって、いる場所も逃げ方も全然違うということです。
蝶やトンボみたいに、目で追って探す虫もいます。
でも、小さい虫はそう簡単ではありません。
つまり虫とりって、ただ手を動かす前に、「この虫はどういう行動をするんだろう」と考える遊びでもあるんですよね。
虫とりが上手くいくかどうかは、網の振り方より、虫の生態をどれだけ意識できるかでかなり変わると思います。

ハムシは「落ちる」を知っていると取りやすい
小さい虫ほど、行動パターンを知っているかどうかが大きいです。
ハムシは草むらにたくさんいます。
でも、気配を感じると、ころんと下に落ちます。
いわゆる死んだふりみたいな感じで、あっという間に見失うんです。
これを知らないと、「今ここになんかいたのに!」で終わります。
でも、先に知っていれば、下に手やカップを準備しておくことができます。
2歳のちーくんはつまむように上から取りに行くので、ハムシを捕まえるのが難しかったですが、
「下に落ちるから、下におてて置いて」
の指示で捕まえる事ができるようになりました。
逃げる方向を先読みしておくだけで、取りやすさはかなり変わるなと思いました。
樹液の虫は、時間帯と木の見方が大事
カブトムシやクワガタみたいな人気の虫ほど、「どこに行けばいいか」より「いつ、どんな木を見るか」が大事です。
樹液を好む夜行性の昆虫は、やっぱりその時間帯に行くほうが取りやすいです。
でも、昼間でも、いそうな木を探していると、
木の根元の木陰で休んでいたりすることがあります。
我が家でも昼の公園に虫とりを行った時、私はクワガタムシを捕まえられたのに、妻はできなかった。
そんな経験があります。
クヌギやコナラの木の判別。
樹液の匂い。
木の根本を見る。
それだけで採集効率が変わります。
風通しのいい山間の道にいることもありますし、
樹液が出ている木にはカミキリムシや蛾、ケシキスイのような虫も集まります。
「夜じゃないから無理」ではなく、昼なら昼の探し方があると思うと、虫とりの幅が広がります。
スポット探しそのものが、親子の散歩になる
私はこれがすごく好きで、「取りに行く前の下見」すら、もう本番だと思っています。
この道にはどんな木があるのかな?
そうやって植生を観察しています。
まだまだ分からない草木が多いのですが、毎日の散歩で少しずつ学ぶ。
どこにいそうかな、と考えながら木を見て、草むらをのぞいて、川沿いを歩く。
それだけでも十分に楽しい時間です。
子どもを抱っこしながらずっと下見のような本番のようなお散歩をしていました。
どこにどんな虫がいるのかを探して歩くだけで、見える景色が全然違ってきます。
「今日は何も取れなかった」日でも、どこに何がいそうかを探した時間そのものが、もう十分おもしろいんですよね。
蝶やトンボは憧れ。でも、小さい虫も面白い
人気の虫ばかり追うっていると、観察の幅が狭くなることもある気がします。
蝶やトンボ、カブトムシ、カマキリはやっぱり憧れです。
取れたらうれしいに決まっています。
でも、小さい子には取るのが難しいのも事実です。
幼児は、アリやダンゴムシでも楽しい時期です。
ハムシ、ハサミムシ、オサムシ、ゾウムシ、カメムシ、てんとう虫、キノコムシなどなど。
どの虫もいろんな特徴があって、生息地も違うし取り方も違う。
いや、むしろ、そういう虫のほうが「どうしたらいいかな」と頭を使うことも多いです。

取り方のコツは、「虫の都合」を考えること
虫とりのコツを一言で言うなら、人の都合で追わずに、虫の都合で考えることかなと思います。
この虫は、どこにいたいんだろう。
どんなときに逃げるんだろう。
どういう環境なら見つかりやすいんだろう。
そうやって考えると、ただ追いかけ回すより、ずっと面白いです。
虫を取るというより、虫のいる場所を読む。そう考えると、虫とりは知識と観察の遊びでもあるんですよね。
最初は「取りに行く」より「探しに行く」でいい
特に幼児連れなら、採集の成果を急がないほうが楽しい気がします。
今日はこの虫を絶対取りたい、と思うと、親も子も少し疲れます。
でも、「何がいるかな」「どこにいるかな」で出かけると、
見つけるだけでも十分面白いです。
結果的に取れたらうれしいし、取れなくても次につながります。
そういう意味では、虫とりってかなり長く遊べる趣味なんじゃないかなと思います。
まとめ|虫の取り方は、「その虫らしさ」を知ることから始まる
虫の取り方のコツは、力まかせに追うことではなく、その虫がどう動くか、どこにいるかを知ることだと思います。
虫とりって、網を振る技術より前に、観察があります。草むらにいるのか、木にいるのか、落ちるのか、飛ぶのか、昼に休むのか、夜に動くのか。そういうことを少しずつ知るだけで、見える世界が変わってきます。
- 虫によって、いる場所も逃げ方も違う
- ハムシは落ちることを知っておくと取りやすい
- 樹液の虫は時間帯と木の見方が大事
- スポット探しそのものがフィールドワークになる
- 人気の虫だけでなく、小さい虫も面白い
- 「取りに行く」より「探しに行く」で十分楽しい
虫とりが面白いのは、ただ捕まえるからではなくて、虫の都合を想像しながら自然を見るからなのかもしれません。そう考えると、取れたかどうか以上に、探した時間そのものに価値がある気がしています。



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