虫とりはなぜ知育にいいのか。五感・集中力・観察力が育つ理由

虫とり・知育・五感・自然体験

虫とりはなぜ知育にいいのか。
五感・集中力・観察力が育つ理由

9ヶ月の間に、我が子は2歳2ヶ月になりました。発語もぐっと増えて、2語文どころか3語文以上もかなり増え、毎日のやり取りが本当に楽しくなっています。そんな中で、今年わが家がすっかりはまったのが虫とりでした。もともと教育にいいだろうなとは思っていたのですが、実際にやってみると、思っていた以上に“知育っぽい”要素が詰まっていたんです。

虫とりは、知育のキーワードがぎゅっと詰まっている

私が感じているキーワードは、五感・身近な題材・興味・達成感・集中力です。

子育てをしているとすぐにわかりますが、子どもって動くものが大好きです。音が鳴るものも大好きです。大人もそうなんですけどね。

虫とりには、その「気になる」がたくさん詰まっています。動く、飛ぶ、音がする、触ると感じる、におう。しかも、外に出ればすぐに出会える。身近なのに、毎回ちがう反応が返ってくるのが面白いところです。

ここが大事
知育教材のように「学ぶために作られたもの」ではないのに、学びの要素が自然に全部入っているのが虫とりの強さだと思います。

知育玩具といちばん違うのは、「多様性」

私はここがいちばん大きいと思っています。自然は、均一じゃないんです。

知育玩具や教材にも、もちろんよさはあります。目的がはっきりしていて、反応がわかりやすくて、親も使いやすいです。うちでも使います。

でも、自然にはおもちゃにない多様性があります。同じ草むらでも、いる虫が違う。季節が違えば、見えるものも違う。個体差もあるし、動きも毎回ちがう。「同じことを繰り返しているようで、実は毎回ちがう」というのが、すごく大きいと思うんです。

虫とりをしているつもりでも、実際には植物を見たり、地形を見たり、季節の変化を感じたりしている。そういう広がり方も、自然ならではです。

虫を探すことは、観察することでもある

虫とりは、ただ追いかけて捕まえる遊びではなく、「どこにいるか」を考える観察の遊びでもあります。

虫を取るには、その生態を知っているほうがやっぱり有利です。どんな植物にどんな虫がつくのか、この虫を取りたいならどこを探せばいいのか。自然とそういうことを考えるようになります。

樹液にカブトムシやクワガタが来るのは有名ですが、アゲハ蝶が柑橘系の木に卵を産むとか、カタバミにシジミチョウがいるとか、改めて意識すると大人でも勉強になることが多いです。

つまり虫とりって、虫を見ているようで、植物も見ているし、場所も見ているんですよね。

五感を使うから、学びが体に残りやすい

虫とりの面白さは、目だけじゃなく、体全体で学べることにもあります。

触って学ぶ蝶や蛾のふわっとした感じ、カブトムシやコガネムシの脚の引っかかり、トンボの足のとげとげ感。虫によって手触りが全然違います。
聞いて学ぶセミ、コオロギ、バッタ、ハチの羽音。耳をすませると、虫の存在は音でもわかります。
におって学ぶカメムシの独特なにおい、樹液のにおい。においも立派な観察対象です。

簡単には取れないから、集中力や根気も育つ

虫だって必死なので、思い通りにはなりません

虫を取ろうとしても、そんなに簡単には取れません。逃げるし、飛ぶし、落ちるし、隠れる。だからこそ、子どもは何度も挑戦します。

どこから近づくか、どのタイミングで網を振るか、失敗したら何を変えるか。こういうことをその場で何度も考えるので、遊んでいるようで実はかなり頭を使っています。

「取れた!」という達成感があるから、またやりたくなる。この繰り返しが、すごくいいんだと思います。

親の力は必要。でも、それも悪くない

虫とりは、たしかに親の関わりがあるほど面白くなりやすい遊びです。

どこに行けばよさそうか、危険な虫は何か、何を持っていけばいいか。そういう意味では、知育玩具より親の力が必要だと感じるのも事実です。

でも、その分だけ親も一緒に学べます。実際、私も「どの植物にどんな虫がいるのか」「どの季節に何が増えるのか」を調べながら、子どもと一緒に世界が広がっていく感じがありました。

ここが好きなところ
子どもだけが学ぶのではなく、親も一緒に知らないことを増やしていけるのが虫とりの魅力です。

虫とりをしていると、自然に外へ出たくなる

虫を探すことは、そのままフィールドワークになります。

どこにどんな虫がいるのかな、と考えると、いろんな公園を歩いてみたり、川沿いを歩いてみたり、住宅街でも少し山に近い場所をのぞいてみたりしたくなります。

つまり虫とりって、単に一匹を追う遊びではなくて、場所のちがい、季節のちがい、自然のちがいを感じる入口でもあるんですよね。

まとめ|虫とりは、遊びながら学びの土台を育てる

この記事の結論
虫とりは、五感・観察力・集中力・達成感・多様性への気づきを、遊びの中で自然に育ててくれるのだと思います。

虫とりは、ただの季節の遊びではありません。もちろん楽しいし、取れたらうれしい。でもそれだけじゃなくて、考える、見る、聞く、触る、におう、待つ、試す、驚く、調べる、という要素がたくさん入っています。

  • 五感を使って学べる
  • 虫の生態や植物との関係を見るようになる
  • 簡単に取れないから集中力や根気が育つ
  • 自然の多様性に毎回ふれられる
  • 親子で一緒に学べる

知育って、机に向かってするものだけじゃないんですよね。虫とりみたいに、子どもが夢中になる遊びの中にこそ、実はたくさん詰まっているのかもしれません。

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