📚 この記事は「絵本教育」シリーズの3本目です。
前回は、0歳〜1歳前半でハマったオノマトペ・繰り返し絵本について書きました。
今回はその続きとして、1歳〜2歳で図鑑にハマっていった流れを、我が家の体験ベースでまとめます。
1歳を過ぎると、絵本の好みが少しずつ変わってきませんか。
「絵本は好きだけど、急に図鑑ばかり見るようになった」
「しかけ絵本より、写真の多い本に反応する」
「1歳で図鑑って、まだ早いのかな?」
「図鑑って、ちゃんと読めているの?」
我が家でも、1歳くらいから図鑑を見る時間が増えていきました。
最初は「幼児向けのやさしい図鑑の方がいいのかな」と思っていたのですが、実際にハマったのは、必ずしも“大人が年齢に合っていそうだと思う本”だけではありませんでした。
むしろ強かったのは、その図鑑が生活や遊びとつながっていたことでした。
先に結論を書くと、
1歳〜2歳で図鑑にハマった理由は、知識を覚えるためというより、実際に見たもの・遊んでいるもの・好きなものを、本の中で見つけられたからだと思います。
我が家にとって図鑑は、読む本というより、生活と本をつなげる本でした。
🌱 この記事で書くこと
- 1歳〜2歳で図鑑にハマったきっかけ
- 幼児向け図鑑より本格図鑑に反応した理由
- 虫取り・ぬいぐるみ・乗り物遊びと本がつながった話
- 図鑑を“読む”とはどういうことか
- はじめて図鑑と本格図鑑の刺さり方の違い
- 1歳〜2歳の図鑑選びで大事だと思うこと
📝 ざっくり振り返ると
| 時期 | よく見ていたもの | 反応・今思うこと |
|---|---|---|
| 1歳ごろ | はじめて図鑑、写真が多い本 | 絵本とは違う見方が始まった時期。まだ“読む”というより、見つける・指さす感覚が強かった。 |
| 1歳半ごろ | 昆虫図鑑、乗り物図鑑、動物図鑑 | 虫取りやおもちゃ、ぬいぐるみとつながり、本の中から知っているものを探す楽しさが出てきた。 |
| 2歳前後 | 好きなジャンルの図鑑全般 | 言葉が増えるだけでなく、外で見たもの・家にあるもの・本の中のものがつながるように感じた。 |
1歳くらいから、図鑑を見るようになった
0歳のころは、音や繰り返しのある絵本が強かったです。
でも1歳を過ぎるころから、少しずつ図鑑を見るようになりました。
最初は、幼児向けの「はじめて図鑑」のような本を用意していました。写真やイラストが大きく、親としては「このくらいが入りやすいかな」と思っていたからです。
ただ、うちの子が強くハマったのは、それだけではありませんでした。
もちろん全く見なかったわけではありません。名前を覚えたり、指さしをしたりする意味では、はじめて図鑑も役に立っていたと思います。
でも、繰り返し何度も持ってくる本という意味では、もっと生活や遊びに近い図鑑の方が強かったです。
🌸 この時期に思ったこと
親が「このくらいがちょうどいいかな」と思う本と、子どもが本当にハマる本は、少し違うことがあります。
年齢に合っていそうかどうかだけでなく、今の生活や遊びとつながっているかも大きいのだと思いました。
本当にハマったのは、実物とつながる図鑑だった
特に印象に残っているのは、昆虫図鑑です。
結局、いちばんハマった理由はとてもシンプルで、実際に虫取りをしていたからだと思います。
パパと一緒に虫を探したり、捕まえたりしていたので、図鑑の中の虫が“本の中だけのもの”ではありませんでした。
「ちょうちょ!」
「トンボ!」
「カブトムシ!」
と、ページの中から知っている虫を見つけては、うれしそうに反応していました。
家にある標本を見て、「いっしょ!」という感じでつなげていたこともあります。
つまり、図鑑を見て知識を一方的に入れていたというより、外で見たものを、図鑑でもう一度確認していたのだと思います。
🐞 図鑑が強かった理由
- 実物を見た経験と結びついていた
- 知っているものを探す楽しさがあった
- 本の中の世界ではなく、生活の延長だった
- 親子で一緒に「これだね」と確認できた
図鑑は“読む”というより、“探してつなげる”本だった
大人の感覚だと、図鑑は「読む本」に見えるかもしれません。
でも、1歳〜2歳の子どもにとっては、むしろ次のような使い方の方が近かったです。
- 見つける
- 指さす
- 知っているものを言う
- 実物と結びつける
- 親と一緒に「これだね」と共有する
だから、「まだ文章を読めないから早い」とはあまり思いませんでした。
むしろ、読めなくても使えるのが図鑑の強さだったように思います。
🌱 図鑑のよさ
図鑑は、文章を理解するためだけの本ではなく、
「知っているものを見つける」「世界を整理していく」ための本としても使えるのだと思います。
ページの文章を全部読まなくても、写真を見て、指をさして、親が名前を言うだけで十分楽しめます。
そして、その小さなやりとりが、外で見たものや家にあるものとつながっていきました。
昆虫だけじゃなく、乗り物や動物も“本物”とつながると強かった
この流れは、昆虫だけではありませんでした。
乗り物の図鑑を見ながら、おもちゃの電車とつなげたり、動物図鑑を見ながら、家にあるぬいぐるみと合わせたりしていました。
たとえば、図鑑に電車が出てくると、近くにある電車のおもちゃを持ってくる。動物のページを見ると、ぬいぐるみを探す。
そういう反応を見ていると、図鑑は単独で成立していたというより、遊びの中に入り込んでいたのだと思います。
図鑑 = 本の中だけの知識
ではなく、
図鑑 = 遊びや生活の中にあるものを、もう一度見直すための本
この「本物とつながる感じ」が、子どもにとってすごく楽しかったのだと思います。
“はじめて図鑑”も意味はあった。でも、刺さり方は違った
もちろん、「はじめて図鑑」が悪かったわけではありません。
我が家でも、『0・1・2さいの ことばずかん500』から始めて、そのあと小学館の図鑑へ増やしていった流れがありました。
1歳6〜9か月ごろには、かなり言える言葉も増えていました。
だから、語彙の広がりや、いろいろなものの名前を知るという意味では、こうした図鑑も十分役に立っていたと思います。
ただ、子どもが自分から夢中で持ってくる本という意味では、虫取りやおもちゃ、ぬいぐるみとつながる図鑑の方が強かった、という感じです。
🌸 ここで思ったこと
「年齢に合っていそうな本」と「本人が強くハマる本」は別のことがあります。
だから、やさしい本だけに絞りすぎなくてもいいのかもしれません。
図鑑にハマると、言葉が増えるというより“世界がつながる”
図鑑を見ていると、たしかに言葉は増えます。
でもそれ以上に感じたのは、世界がつながっていく感じでした。
虫取りで見たものが図鑑にある。
図鑑で見たものが家の標本と同じ。
おもちゃの電車と本の乗り物がつながる。
ぬいぐるみと動物図鑑がつながる。
こうやって、バラバラだった経験が少しずつまとまっていくように見えました。
「これは本で見た」「これは外で見た」「これは家にある」といった経験が、子どもの中で少しずつ重なっていく。
その重なりが、1歳〜2歳の図鑑の面白さだったのだと思います。
📝 読者へのヒント
- 図鑑は“教える本”というより“つなげる本”として使うと入りやすい
- 外遊びやおもちゃと一緒に見ると、ぐっと反応しやすくなる
- 文章を全部読まなくても、指さしや名前探しだけで十分楽しめる
- その子が今好きなものに合わせるとハマりやすい
- 同じページばかり見ても、そこに興味があると思って付き合えばいい
1歳〜2歳の図鑑選びで、今思うこと
今振り返ると、1歳〜2歳の図鑑選びで大事だったのは、「年齢に合ったやさしい本かどうか」だけではありませんでした。
もちろん、見やすさや扱いやすさは大事です。
でも、それ以上に、その子の今の興味とつながっているかが大きかったです。
- 虫取りをしているなら、昆虫図鑑
- 電車や車のおもちゃが好きなら、乗り物図鑑
- ぬいぐるみや動物園が好きなら、動物図鑑
- 名前を覚えるのが楽しい時期なら、はじめて図鑑
- 探すことが好きなら、写真や情報量の多い図鑑
📌 選ぶときのチェックリスト
- 子どもが今よく遊んでいるものとつながるか
- 写真やイラストを見て指さししやすいか
- 親が全部読まなくても一緒に楽しめるか
- 同じページを何度見ても付き合いやすいか
- 外遊びやおもちゃ、生活の中で見返すきっかけがあるか
🌱 我が家で感じたこと
図鑑は、最初からしっかり読ませようとしなくても大丈夫。
まずは、好きなものを見つける、指さす、親と一緒に確認する。
それだけでも、1歳〜2歳には十分意味のある使い方だったと思います。
まとめ|1歳〜2歳の図鑑は、“知識”より“好きと生活をつなぐ本”だった
1歳〜2歳で図鑑にハマった理由を振り返ると、いちばん大きかったのは、本の中のものが、実際の生活や遊びとつながっていたことでした。
だから図鑑は、難しい本でも、早すぎる本でもなく、その時その子が好きなものを深めるための本になりうるのだと思います。
もちろん、文章を全部読む必要はありません。
指をさして、名前を言って、「これ知ってるね」と一緒に見ていく。
その繰り返しの中で、本と生活が少しずつつながっていきました。
🌱 この記事のポイント
- 1歳〜2歳でも、図鑑にハマることは十分ある
- 幼児向け図鑑だけでなく、本格図鑑が刺さることもある
- ハマる理由は、実物や遊びとつながっていることが大きい
- 図鑑は“読む本”というより“探してつなげる本”として使える
- その子の好きなものに合わせると、図鑑は一気に強くなる
赤ちゃん期の絵本では、音や繰り返しの心地よさが強かったです。
そこから1歳〜2歳になると、少しずつ「本の中に知っているものを見つける楽しさ」が出てきました。
図鑑は、その変化を支えてくれた本だったと思います。
関連記事|絵本・ことば・表現の記事はこちら
🔗 あわせて読みたい記事
-
0歳〜1歳前半で本当にハマった絵本|オノマトペ・繰り返し絵本が強かった話
赤ちゃん期に、音・リズム・繰り返し絵本が強かった話です。今回の記事の前段として読めます。 -
幼児期の絵本教育は「何冊読むか」より「何を残したいか」
絵本教育全体の方針を整理している記事です。 -
英語絵本や名作絵本は実際どうだった?0歳〜2歳で読んでみて感じたこと
名作や大人が読ませたい本との付き合い方を、もう少し広く振り返る記事です。 -
1歳〜2歳で「みっけ」系や探す絵本にハマる
図鑑と同じく、「探す」「見つける」楽しさが強くなった時期の記事です。 -
歌の絵本や数字の絵本は実際どうだった?1歳〜2歳で買ってみて感じたこと
音・リズム・歌の楽しさが、1歳以降にどう広がったかをつなげて読めます。 -
しかけ絵本・生活絵本・シリーズ絵本は実際どうだった?刺さったもの/刺さらなかったもの
赤ちゃん期のあと、しかけ絵本やシリーズ絵本への反応がどう変わったかをつなげて読めます。 -
2歳の言葉を増やす遊び|絵本・散歩・会話・歌で語彙が広がった記録
絵本だけでなく、日常の会話や体験で語彙が広がっていった記録です。
次は、1歳〜2歳でハマった「みっけ」系や探す絵本についても、体験談をもとに書いていきたいと思います。



コメント