絵本教育シリーズ|0歳〜1歳前半の読み聞かせ
この記事では、0歳〜1歳前半にわが家でよく読んだ絵本の中でも、オノマトペ絵本に絞って振り返ります。
赤ちゃんの絵本を選ぶときに、何を考えていますか?
赤ちゃん向けの絵本には、いろいろな系統があります。物語絵本、色の絵本、しかけ絵本、歌の絵本、図鑑のような絵本。
その中でも、0歳〜1歳前半にかなり使いやすいと感じたのが、オノマトペ絵本でした。
「じゃあじゃあ」「びりびり」「もこもこ」「きらきら」「ぴょーん」。
こういう音の絵本は、赤ちゃんが楽しそうに聞いてくれるので人気があります。
一方で、親としては少し気になることもありました。
- まだ意味は分かっていないのでは?
- 本当に言葉の発達につながるの?
- 普通の物語絵本を読んだ方がいいの?
- 同じ本ばかり読んでいて大丈夫?
- 「ブーブー」「わんわん」ばかりでいいの?
- 短い絵本なのに、コスパが悪くない?
わが家でも、0歳のころはいろいろな絵本を読んでいました。
でも、ちーくんが強く反応したのは、難しい物語よりも、音・リズム・繰り返しのある絵本だったのは確かです。
特に、新井洋行さんの『キラキラ』はすごく気に入っていました。10か月ごろに、何度も何度も読んだ記憶があります。1日に20回くらい読んだこともありました。
その後、星のことを2歳ごろまで「キラキラ」と言っていました。
これは単に、「かわいい絵本にハマった」という話ではないと思っています。
オノマトペ絵本の意義は、親が日常を言語化しやすくして、子どもが音・動き・感覚・楽しさを通して言葉に参加しやすくなることにあるのではないかと感じています。
この記事の結論
オノマトペ絵本は、「語彙を伸ばす魔法の教材」ではありません。
でも、赤ちゃんが音を楽しみ、親が日常の出来事を言葉にしやすくなるという意味で、かなり使いやすい絵本だと感じています。
オノマトペ絵本は、特別な知育絵本ではない
オノマトペというと、少し専門的な言葉に聞こえるかもしれません。
でも、子育ての中で、親はかなり自然にオノマトペを使っています。
- ブーブー来たら危ないから、こっち来て
- おてて、ふきふきしようね
- ごはん、ぴっかりーんしよう
- お口、あーんして
- ころころ転がったね
- トントンして寝ようね
- ぎゅーってしよう
こうして見ると、オノマトペは「絵本の中だけにある特別な言葉」ではありません。
むしろ、赤ちゃんや幼児との生活の中で、すでにかなり使っている言葉です。
しかも、オノマトペには少し楽しさが混じっています。
「手を拭いて」と言うより、「おてて、ふきふきしようね」の方がやわらかい。
「全部食べよう」と言うより、「ごはん、ぴっかりーんしよう」の方が楽しい。
「車が来たから危ない」と言うより、「ブーブー来たよ、こっち来て」の方が、子どもには状況が入りやすい。
オノマトペには、意味だけでなく、音・動き・感覚・気分が入っています。
だから、赤ちゃんや幼児にとって分かりやすいだけでなく、親にとっても声をかけやすいのだと思います。
オノマトペ絵本は、日常を言語化する足場になる
オノマトペ絵本のよさは、絵本の中だけで完結しないところにあります。
たとえば、『じゃあじゃあびりびり』で「みず、じゃあじゃあ」という音を聞く。
そのあと、手を洗うときに「お水じゃあじゃあ出てるね」と言う。
外で車を見たときに「ブーブー来たよ」と言う。
紙が破れたときに「びりびりになったね」と言う。
絵本の中で聞いた音が、家の中の生活音や、散歩中の景色や、親の声かけとつながっていきます。
これは、赤ちゃんにとっても親にとっても大事です。
赤ちゃんにとっては、絵本の音が現実のものとつながる。
親にとっては、日常の出来事を言葉にしやすくなる。
つまり、オノマトペ絵本は、子どもの語彙を増やすためだけの本ではなく、親の声かけの幅を広げる本でもあります。
初めての子のときは、親も赤ちゃんに何を話せばいいのか分かりません。
絵だけの本を見ても、「ネコだね」「車だね」「赤だね」くらいで終わってしまうことがあります。
でも、それでいいと思います。
最初は「赤だね」「黒だね」「ブーブーだね」だけで十分です。
そこから少しずつ、言葉を広げていけばいい。
- 赤い丸だね
- ピカピカしてるね
- ブーブー来たね、車だね
- お水じゃあじゃあ出てるね
- 紙がびりびりになったね
絵本は、親が完璧な読み聞かせをするための教材ではありません。
日常で言葉にしにくいものを、少し言葉にしやすくしてくれる媒介なのだと思います。
オノマトペには、「説明」「参加」「楽しさ」がある
オノマトペを使うと、子どもに何かを説明しやすくなります。
「水が流れている」と言うより、「じゃあじゃあしてるね」の方が、赤ちゃんには音や動きが伝わりやすい。
「車が来た」と言うより、「ブーブー来たよ」の方が、状況が入りやすい。
でも、オノマトペの役割は説明だけではありません。
オノマトペには、子どもを生活の行動に参加させる力もあります。
「手を拭いて」は指示です。
でも、「おてて、ふきふきしようね」は、一緒にする感じになります。
「全部食べよう」は目標です。
でも、「ごはん、ぴっかりーんしよう」は、少し遊びになります。
この「少し遊びになる」というところが、赤ちゃん期・幼児期にはかなり大きいです。
親も、ただ注意するより、やわらかく声をかけやすくなる。
子どもも、命令されるより、少し楽しく動きやすくなる。
オノマトペは、意味を伝えるだけではなく、親子の空気を少し軽くしてくれる言葉でもあると思います。
文献から見るオノマトペの有用性
オノマトペがよさそうだと感じるのは、単に「赤ちゃんが好きそうだから」だけではありません。
言語発達の研究でも、オノマトペや音象徴は、音と意味を結びつける足場になる可能性が指摘されています。
たとえば、今井むつみ先生らの研究では、25か月の子どもが、音と動作の対応に敏感であること、また3歳児が新しい動詞を学ぶときに、音象徴が行為の意味をつかむ足場になる可能性が示されています。
また、Catherine Laingの研究では、10〜11か月の赤ちゃんが、通常の言葉よりもオノマトペを処理しやすい場面があることが、視線計測を用いて報告されています。ただし、その効果は一律ではなく、普段からその音を聞き慣れているかどうかも関係すると考えられています。
さらに、Motamediらの研究では、オノマトペは養育者が小さい子どもに向けて話す言葉の中で使われやすく、子どもの初期の産出語にも見られやすいことが整理されています。オノマトペは、音そのものが対象の音や感覚を思い起こさせやすいため、言葉と感覚経験をつなぐ助けになりうると考えられます。
ただし、ここで注意したいのは、これらの研究から「オノマトペ絵本を読めば必ず語彙が増える」とは言えないことです。
家庭での読み聞かせは、研究室の実験とは違います。
子どもの月齢、興味、親の読み方、生活の中でどれくらい使うかによって、受け取り方は変わります。
だからこの記事では、オノマトペ絵本を「語彙を増やす魔法の教材」としてではなく、音・動き・感覚・生活の出来事を言葉につなげる足場として考えます。
参考にした文献
- Imai M, Kita S, Nagumo M, Okada H. Sound symbolism facilitates early verb learning. Cognition. 2008.
- Laing CE. A perceptual advantage for onomatopoeia in early word learning: Evidence from eye-tracking. Journal of Experimental Child Psychology. 2017.
- Motamedi Y, et al. Linking language to sensory experience: Onomatopoeia in early language development. Developmental Science. 2021.
- Noble C, et al. The impact of shared book reading on children’s language skills: A meta-analysis. Educational Research Review. 2019.
オノマトペ絵本の効果は、発語数だけで見ない
オノマトペ絵本を読むときに、「何語話せるようになったか」だけをアウトカムにすると、見えにくいと思います。
赤ちゃん期は、絵本を読んだからすぐに言葉が出る、という単純な時期ではありません。
むしろ、もっと手前の反応を見る方が自然です。
0歳前半なら、まずは音への反応を見る
0歳前半は、まだ発語を期待する時期ではありません。
この時期に見るなら、次のような反応です。
- 親の声で落ち着く
- 音の変化に反応する
- じっと見る
- 表情が変わる
- 同じリズムに反応する
「読んだ内容を理解したか」ではなく、親の声やリズムに反応しているかを見るくらいで十分だと思います。
0歳後半なら、予測と反応を見る
0歳後半になると、好きなページや好きな音が少しずつ見えてくることがあります。
- 好きな音で笑う
- 同じページを見たがる
- ページをめくる前に待つ
- 喃語のような声で反応する
- 絵本に手を伸ばす
ちーくんの場合、『キラキラ』はこの時期にかなり強く反応していました。
何度も読まされて、親からすると「またこれ?」と思うくらいでした。
でも、同じ音を待つ、同じページを楽しむ、何度も聞きたがるということ自体が、その本が届いているサインだったのだと思います。
1歳前後なら、まねと日常使用を見る
1歳前後になると、絵本の音を一部まねしたり、日常のものとつながったりすることがあります。
- 「ブーブー」「わんわん」などをまねする
- 絵を指さす
- 現実のものを見て絵本の言葉を使う
- 親の言葉をまねして生活動作に使う
- 好きな本を自分で持ってくる
わが家では、星のことを「キラキラ」と言っていたのが印象的でした。
これは、絵本の中の音が、実際の空や星のイメージとつながっていった例だったのかもしれません。
わが家で見るアウトカム
オノマトペ絵本の効果は、「語彙が何語増えたか」だけではなく、聞く → 反応する → 予測する → まねする → 日常で使うという流れで見る方が合っていると感じています。
オノマトペだけで終わらせず、普通の言葉にもつなげる
オノマトペは使いやすい言葉です。
でも、「ブーブー」「じゃあじゃあ」だけで終わる必要はありません。
むしろ、オノマトペと普通の言葉をセットにすると、かなり使いやすくなります。
- ブーブー来たね。車だね。
- じゃあじゃあ出てるね。お水だね。
- キラキラしてるね。星が光ってるね。
- ふきふきしよう。手を拭こうね。
- びりびりになったね。紙が破れたね。
- ころころ転がったね。ボールが転がったね。
オノマトペは入口です。
そこから、名詞・動詞・形容詞につなげていけばいい。
「ブーブー」は「車」につながる。
「じゃあじゃあ」は「水が流れる」につながる。
「キラキラ」は「星」「光る」「明るい」につながる。
「ふきふき」は「手を拭く」につながる。
こう考えると、オノマトペは赤ちゃん言葉で終わるものではなく、普通の言葉への橋渡しにもなります。
文字がない絵本は、実はけっこう難しい
赤ちゃん向けの絵本には、文字がほとんどないものもあります。
絵だけを見て自由に話せる本は、慣れている親にとってはとても良い本です。
でも、初めての子のときは、これが意外と難しいです。
親もまだ、赤ちゃんに何を言ってあげたらいいのか分かっていません。
だから、どうしても、次のような言葉で終わってしまいやすいです。
- ネコだね
- 車だね
- 赤だね
- 黒だね
- 白だね
わが家でも、『あかあかくろくろ』を読んでいて、「赤だねー」「くろー」「しろー」くらいしか言っていないことがありました。
でも、それでもいいと思っています。
最初から上手に語りかけようとしなくても、見えたものをそのまま言葉にするだけで十分です。
慣れてきたら、少しずつ広げればいい。
- 赤だね
- 赤い丸だね
- りんごみたいだね
- ピカピカしてるね
- こっちは黒いね
文字がない絵本は自由度が高いぶん、親にとっては少し難しい。
だから最初は、オノマトペや短い言葉が入っている絵本の方が読みやすいこともあります。
「書いてある音を読むだけでいい」という安心感があるからです。
わが家で読んだオノマトペ絵本
ここからは、実際にわが家で読んだオノマトペ絵本を振り返ります。
まず印象に残っているのは、『キラキラ』です。
10か月ごろにかなりハマって、何度も何度も読まされました。
論理的な説明がある本ではありません。
でも、光る感じ、星のイメージ、音の響きが強く残ったのだと思います。
実際、星のことを2歳ごろまで「キラキラ」と言っていました。
『もこ もこもこ』も、意味を説明しようとすると難しい本です。
「もこ」「にょき」「ぱちん」のような音と、形の変化を楽しむ本です。
でも、赤ちゃんや幼児は、意味を説明されなくても、音と絵の変化をそのまま楽しんでいるように見えます。
『もいもい』も、親が「これは何を説明すればいいんだろう」と考えるより、音と絵をそのまま楽しむ本だと思います。
『あかあかくろくろ』は、厳密にはオノマトペというより、色の言葉の繰り返しを楽しむ絵本です。
ただ、赤ちゃん期には「あかあか」「くろくろ」という音の反復も入りやすく、色や形を見るきっかけになりました。
二人目のしーちゃんには、ちーくんのときほど絵本をたくさん読めているわけではありません。
時々、『もいもい』『もこ もこもこ』『キラキラ』『あかあかくろくろ』のようなオノマトペ絵本を読むくらいです。
二人育児になると、どうしても親の体力にも限界があります。
ママも疲れが出てきていて、毎日ゆっくり赤ちゃんに絵本を読む、という理想通りにはなかなかいきません。
ただ、しーちゃんは、ちーくんへの読み聞かせや会話の声を、同じ空間でかなり聞いています。
絵本をじっくり見ている時間は少なめかもしれません。
でも、声・音・リズムの入力は多い。
二人目育児では、「赤ちゃん本人に何冊読めたか」だけでは測れない部分もあるのだと思います。
オノマトペ絵本リスト|どれが正解ではなく、どう使いやすいかで選ぶ
オノマトペ絵本はたくさんあります。
ここでは、ランキングではなく、日常のどんな言語化につなげやすいかで分けてみます。
「これを全部そろえた方がいい」という意味ではありません。
むしろ、正直どれでもいいと思っています。
大事なのは、親が声に出しやすいこと、子どもが聞いていて楽しいこと、そして日常の言葉かけにつなげやすいことです。
生活音につなげやすいオノマトペ絵本
生活音につなげやすい絵本は、日常の声かけに戻しやすいです。
「ぶーぶー」は車につながる。
「じゃあじゃあ」は水につながる。
「がたんごとん」は電車や乗り物につながる。
絵本で聞いた音を、そのまま外遊びや家の中で使いやすいのが、このタイプの強みです。
音の響きそのものを楽しむオノマトペ絵本
『ごぶごぶ ごぼごぼ』駒形克己/福音館書店
『もけら もけら』山下洋輔・元永定正・中辻悦子/福音館書店
『がちゃがちゃ どんどん』元永定正/福音館書店
このタイプは、日常の具体物とすぐ結びつくというより、音そのものの面白さを楽しむ絵本です。
「もこもこ」「にょきにょき」「ごぶごぶ」「ごぼごぼ」「もけらもけら」のような言葉は、意味を説明しようとすると難しいです。
でも、赤ちゃんや幼児は、意味を理解する前に、音の響きやリズムを楽しんでいるように見えます。
親も、意味を説明しようとしなくていい。
声の高さを変えたり、ゆっくり読んだり、急に大きく読んだりして、音で遊べばいい。
このタイプの絵本は、言葉を「意味」だけでなく「音」として楽しむ入口になります。
体の動きとつながるオノマトペ絵本
動きとつながるオノマトペ絵本は、体の反応が出やすいです。
『ぴょーん』なら、ページをめくるたびに一緒にジャンプしたくなります。
『ころ ころ ころ』なら、転がる動きを目で追いながら「ころころ」と感じられます。
『だるまさんが』は、厳密にはオノマトペ絵本だけではありません。
でも、「だ・る・ま・さ・ん・が」というリズムと、体の動き、ページをめくる期待が強く結びついています。
このタイプの絵本は、聞く言葉と体の動きがつながりやすいのがよいところです。
色・見た目・感覚につながる絵本
このタイプは、音だけでなく、色・形・見た目の印象とつながります。
『あかあかくろくろ』は、色の言葉の繰り返しが入りやすいです。
『きらきら』は、光る感じや星のイメージと結びつきやすいです。
『もいもい』は、意味を説明するというより、赤ちゃんが見たくなる絵と音を楽しむ本だと思います。
このタイプの絵本は、色・形・光り方・見え方を言葉にする練習になります。
食べ物・生活動作につなげやすい絵本
食べ物や生活動作につながる絵本は、日常の声かけに戻しやすいです。
「ぱんぱん」「ぽんちんぱん」のような音は、意味を教えるというより、食べ物を楽しいものとして見せやすい。
これは日常の声かけにも近いです。
- おてて、ふきふきしようね
- ごはん、ぴっかりーんしよう
- お口、あーんして
- トントンして寝ようね
オノマトペには、生活動作を少し楽しくする力があります。
最初はこのあたりで十分
オノマトペ絵本はたくさんありますし、全部そろえる必要はなさそうです。
- 生活音につなげるなら:『じゃあじゃあびりびり』『がたん ごとん がたん ごとん』
- 音そのものを楽しむなら:『もこ もこもこ』『ごぶごぶ ごぼごぼ』
- 体の動きにつなげるなら:『ぴょーん』『ころ ころ ころ』
- 色や見た目につなげるなら:『あかあかくろくろ』『きらきら』
大事なのは、どれを選ぶかより、読んだあとに生活の中で使えるかです。
ブーブー来たよ
お水じゃあじゃあだね
おててふきふきしよう
ごはんぴっかりーんしよう
キラキラしてるね
こういう言葉が日常に増えるなら、オノマトペ絵本は十分に役立っていると思います。
同じ本ばかり読まされても大丈夫
赤ちゃん期の読み聞かせでは、同じ本ばかり読まされることがあります。
親からすると、「またこれ?」と思います。
でも、赤ちゃんにとっては、同じだからこそ安心して楽しめるのかもしれません。
同じ音が出てくる。
同じページで同じ声が聞こえる。
次に何が来るか分かる。
その予測が当たる。
この繰り返し自体が、赤ちゃんにとっては楽しいのだと思います。
オノマトペ絵本は、特にこの繰り返しと相性がいいです。
「じゃあじゃあ」「びりびり」「もこもこ」「ぴょーん」のような音は、何度も聞くことで、音としてなじんでいきます。
親が飽きても、子どもが求めるなら、その本はちゃんと届いている。
そう考えると、同じ本ばかりの日があっても、そこまで心配しなくてよいと思います。
二人目育児では、絵本の読み方も変わる
ちーくんのときは、0歳のころからかなり絵本を読んでいました。
多い日は10冊〜20冊くらい読むこともありました。
一方で、二人目のしーちゃんに関しては、そこまで読めていません。
時々、『もいもい』『もこ もこもこ』『キラキラ』『あかあかくろくろ』のようなオノマトペ絵本を読むくらいです。
正直、赤ちゃん本人に向けて、1対1でじっくり読み聞かせできている時間は少ないです。
でも、しーちゃんは同じ空間で、ちーくんへの読み聞かせや会話をかなり聞いています。
ちーくんに絵本を読んでいる声。
ちーくんと話している声。
生活の中の「ふきふきしよう」「ブーブー来たよ」「ごはんぴっかりーんしよう」という声かけ。
そういう音は、しーちゃんにも届いています。
絵としてじっくり見せられているかは、正直あやしいです。
でも、音としての入力はかなり多い。
二人目育児では、「何冊読めたか」だけでは測れないのだと思います。
絵本の冊数は少なくても、家の中に言葉や音が流れている。
それも、赤ちゃんの言語環境の一部として見ていいのではないかと思っています。
まとめ|オノマトペ絵本は、日常の言葉かけにつながる本
0歳〜1歳前半の絵本を振り返ると、わが家で強かったのは、物語の意味を理解する本というより、音・リズム・繰り返しを楽しめる本でした。
その中でも、オノマトペ絵本はかなり使いやすかったです。
理由は、赤ちゃんが音として楽しみやすいだけではありません。
親が日常を言葉にしやすくなるからです。
ブーブー来たよ
おてて、ふきふきしよう
お水じゃあじゃあだね
ごはん、ぴっかりーんしよう
こういう言葉は、子育ての中で自然に使っています。
オノマトペ絵本は、その日常の声かけを少し意識しやすくしてくれます。
絵本の中の音が、生活の中の音や動きとつながる。
生活の中の声かけが、絵本の中の言葉とつながる。
その往復がしやすいところに、オノマトペ絵本の強さがあると思います。
この記事のポイント
- オノマトペ絵本は、赤ちゃんに言葉を教え込む教材ではない
- 音・動き・感覚・楽しさを通して、言葉に参加しやすくなる
- 親が日常を言語化する足場として使いやすい
- アウトカムは発語数だけでなく、反応・予測・まね・日常使用で見る
- オノマトペだけで終わらせず、普通の言葉にもつなげるとよい
- 二人目育児では、絵本冊数だけでなく、家の中の音環境も大事に見たい



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