コミュニケーション力を伸ばそう!0−2歳

伸ばしたい子どもの力

この記事は、現在改訂中です。

この記事では、対人・社会性の力/コミュニケーション力・共感性、道徳心・倫理観、公共性の4項目について、2歳までに身についてほしい達成ポイント指標・伸ばすための方法を説明しています。

伸ばしたい子どもの力 には、知的学習、社会性、自己成長、運動、音楽も含めて、41個の力について書いてあります。

ぜひ、他の伸ばしたい子どもの力についてもご覧ください!

ここで書いてある年齢というものは、大体の目安です。例えば、2歳と書いてあるところは2歳0ヶ月から3歳までの幅があると考えてくださいね。

達成ポイントは、ポイント1とポイント2に分けています。

達成ポイント1(ミニマム)平均的な子どもが達成苦手とする能力
達成ポイント2(優秀)優秀な子どもが達成得意とする能力

達成ポイント1に達していない場合

その能力を伸ばす遊びや勉強がいいな!

達成ポイント2に達している場合

次の年代の達成ポイントを達成できるようにしていこうかな

コミュニケーション力 4つの項目

コミュニケーション力共感性道徳心・倫理観公共性

コミュニケーション力

コミュニケーション力がいらないなんてことはあり得ませんよね?
誰だってコミュニケーション力はあった方がいいと思っていますよね?
ある研究では人間の幸福度は人間関係の充実で決まったりするなんてこともあったりします。
それってコミュニケーションってことですよ。

改めてコミュニケーションって何か考えてみませんか?

情報を発信して、それを受信する。 ←それだけですか?
情報を発信して、それを受信する。これを双方向性に繰り返す。 ←それだけですか?
なんとなく違うんじゃないかなと思います。
私たちが使っているコミュニケーションっていうのは、この双方向性の情報のやりとりに、感情が入っていると思います。つまり、
情報を発信して、それを受信する。受信した側は送信した側の感情や状況を考えて、それに合わせて情報を送信する。これを双方向性に繰り返す。
これじゃないですか?
簡単に例を出すと、こんな感じでは?

妻「ご飯作っといたけど、食べてくれた?」

夫「いや、食べてない。」

妻「え?なんで?」

夫「外で食べてきたから。」

妻「ご飯作っといたけど、食べてくれた?」

夫「作ってくれてたんだ。ごめん。作ってくれてると思わなかったから、外で食べてきちゃった。また明日のお弁当にしてもいい?」

妻「あ、そうなんだ。美味しくできたから食べて欲しかったけど、いいよ。」

夫「ごめんね。明日が楽しみになったよ。」

左(先)がコミュニケーションになっていなくて、右(後)がコミュニケーション。
左(先)も情報の伝達はしているんだけど、違いますよね?

右(後)みたいに、相手のことを考えて応答ができる力がコミュニケーション力。

ぜひ、伸ばしたいですね!

0-2歳までの子どもでも、コミュニケーション力は測っています。

1歳半検診の時ですね。

それが達成されている場合、2歳が終わるまでに、達成してほしいポイントは、

達成ポイント1(ミニマム)

体の動きや表情で、自分の気持ちを表現できるようになる。

指標として、泣いたり笑ったりする。指さしや手を振ることで意志を伝える。

達成ポイント2(優秀な子)

短い単語や簡単なフレーズを使って、周りの人とコミュニケーションを取ることができる。

親や周りの大人の名前を言ったり、「おいしい」や「だめ」などの簡単な言葉を使う。

つまりは、明確にコミュニケーションが取れているということですね。この時期はまだ個人差が大きいので、全く喋らずコミュニケーションが取れなくても問題はないですが、できるならコミュニケーションを取りたいと思いますよね。

伸ばす方法

コミュニケーションをとる。

これしかないのですが、コミュニケーションをとって良かったと思わせる必要がありますよね。

会話の機会を増やし、言葉を使って自分の気持ちを表現するように促す。絵本を読み聞かせたり、日常の出来事を言葉で表現してみるようサポートする。

    共感性

    • 達成ポイント1(ミニマム)
      • 説明: 他者の感情に反応し、同じような感情を表すことができる。
      • 指標: 他の子どもが泣いているときに、自分も泣く、または悲しい表情をする。
    • 達成ポイント2(優秀な子)
      • 説明: 周りの人の感情を理解し、簡単な言葉やジェスチャーでその気持ちに共感を示すことができる。
      • 指標: 誰かが痛がっているときに「痛い?」と心配する、泣いている子におもちゃを渡して慰める。
    • 伸ばす方法: 他者の感情を感じ取る練習をして、感情に対する共感を促す。友達や家族の感情を認識して反応する場面を作る。

    道徳心・倫理観

    • 達成ポイント1(ミニマム)
      • 説明: 自分の行動に対して簡単な理解を示し、ルールに従おうとする。
      • 指標: 食べ物をこぼしたときに「ごめんね」と言う、物を他の人に渡す際に順番を待つ。
    • 達成ポイント2(優秀な子)
      • 説明: 物を借りたら返す、順番を守るなど、基本的な社会的なルールを理解し、実践し始める。
      • 指標: おもちゃを友達とシェアしたり、他の子が使っているものを取らないようにする。
    • 伸ばす方法: 簡単なルールを教え、日常生活で守ることを実践させる。協力や順番を待つことができる場面を作り、社会的な行動を促進する。

    公共性

    • 達成ポイント1(ミニマム)
      • 説明: 他者と一緒に遊んだり、集団活動に参加することを楽しむ。
      • 指標: みんなで一緒に遊ぶ際、手をつないだり、他の子どもと簡単なゲームを楽しむ。
    • 達成ポイント2(優秀な子)
      • 説明: 自分の行動が周囲の人に影響を与えることを理解し、周りの子と協力して行動することができる。
      • 指標: 集団遊びの中で他の子どもと協力して、共通の目標を達成する。
    • 伸ばす方法: 集団で遊ぶ機会を作り、協力して活動することの大切さを教える。社会性を育むために、遊びの中でのルールや他者との関わりを意識的に促す。

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