我が家の幼児教育方針と成長記録|絵本・自然体験・遊びを学びにつなげる

我が家の幼児教育方針と成長記録 暮らし・成長記録
我が家の幼児教育方針と成長記録

2026年6月更新|長男2歳9か月時点

絵本、図鑑、散歩、虫取り、料理、歌、パズル、ブロック。

振り返ってみると、我が家ではいろいろなことをしてきました。ただ、最初から立派な教育方針があったわけではありません。

子どもが見ているものを一緒に見て、面白がったものに少し付き合う。その繰り返しを整理してみると、我が家が大切にしてきたことが、少しずつ見えてきました。

実物や実体験を出発点に、絵本、図鑑、会話、歌、遊びをつないで、子どもの世界を広げていく。

この記事では、0歳から2歳9か月までの成長を振り返りながら、現在の我が家の子育てと幼児教育の方針をまとめます。

我が家が子育てで大切にしていること

我が家のモットーは、もともと「本物で学ぶ」でした。

水族館で魚を見る。川でエビやカニを探す。公園で虫を見つける。料理で卵を割る。図鑑の中だけではなく、実際に見て、触れて、動いてみることを大切にしてきました。

ただし、実体験だけですべてが完結するわけではありません。家に帰って図鑑を開いたり、絵本の中で似たものを見つけたり、親子の会話で思い出したりすることで、一度の体験が少しずつ広がっていきます。

1.実物や実体験を、学びの出発点にする

特別な遠出だけではなく、近所の散歩、雨、水たまり、信号、落ち葉、料理なども含めて、子どもが自分の体で経験する時間を大切にしています。

2.体験を、絵本・図鑑・ことばにつなげる

虫を見たあとに図鑑を開く。物語を読んだあとに「どうしてそうしたのかな」と話す。覚えさせることより、経験と言葉がつながる場面を増やしたいと考えています。

3.子どもの興味と繰り返しを尊重する

同じ絵本を何度も持ってくる。同じパズルを繰り返す。気に入った虫や乗り物ばかりを見る。大人には偏りに見えても、子どもにとっては「もう一度確かめたい」時間かもしれません。

4.結果よりも、見方・試し方・変化を見る

正解したか、何個覚えたかだけではなく、どこを見ていたか、どう試したか、以前と何が変わったかを見るようにしています。

5.親も迷いながら、関わり方を更新する

絵本は多いほどよいのか。知識を教えすぎていないか。ワークは必要なのか。体験を何でも「教育」にしすぎていないか。今も答えは決まっていません。子どもの様子を見ながら、その都度考えています。

我が家の知育全体の考え方は、教材に頼らない!2歳の知育は日常・外遊び・おうち遊びからで、より実践的に整理しています。

0歳から2歳9か月までの成長記録

ここからは、何を「できるようにさせたか」ではなく、親子でどのような時間を過ごし、興味がどう変化してきたかを振り返ります。

0歳|親子で外へ出ることと、声を聞く時間

生後2か月頃から児童館へ通い、リトミックや体操に参加しました。生後4か月頃からは水族館へ行くようになり、同じ頃に図書館も利用し始めました。

生後6か月頃からは、休日にピクニック、花見、動物園、里山などへ出かけることが増えました。生後10か月頃には川へ行き、エビ、カニ、魚などを親が捕まえて見せることもありました。

この時期は、何かを理解させようとしていたというより、親子で外へ出て、いろいろな音、色、動き、手触りに出会う機会を作っていたのだと思います。

家では絵本のほか、歌や大人向けの本も声に出して読んでいました。内容を理解していたとは考えていません。ただ、親の声を聞きながら一緒に過ごす時間にはなっていました。

1歳|歩く、選ぶ、ことばが増える

1歳2か月頃に歩けるようになってからは、公園や近所の散歩が生活の一部になりました。花、虫、石、車、信号など、道にあるものを親子で見る時間が増えていきました。

1歳3か月頃から発語が増え、1歳5か月頃には2語文が見られるようになりました。絵本にも好みが出てきて、親がいろいろ用意しても、気に入った本を繰り返し持ってくるようになりました。

この頃の記録は、現在の「絵本・ことば・表現」記事の土台になっています。言葉の記録を詳しく見たい方は、【2歳3か月】語彙数554語超え!幼児の言葉の発達記録もご覧ください。

2歳|覚えるだけでなく、比べる・思い出す・考える

2歳になると、知っている言葉が増えるだけではなく、以前の経験を今の場面につなげたり、自分なりに理由を考えたりする姿が少しずつ増えました。

散歩では、以前虫がいた石を自分でひっくり返す。花や葉の違いに気づく。見つけた虫を図鑑の虫とつなげる。そんな場面が見られるようになりました。

家では、絵本、図鑑、ブロック、パズル、シール、知育ワークなどを、その日の気分に合わせて行っています。理解できることと手先で表現できることには差があり、分かっていても小さな丸をうまく描けないなど、発達が一様ではないことも感じています。

2歳9か月頃には、10分ほどの物語を最後まで聞ける日が増えました。『さるかにがっせん』を読んだあとに「どうしてお猿さんはみんなに仕返しされたと思う?」と聞くと、「木の上で投げたから?」と、自分なりに出来事を振り返って答えました。

もちろん、いつでも長く集中できるわけではありません。ワークはパパとはするけれど、ママとはしない。聞ける物語と途中で離れる物語がある。その日の疲れや相手、内容によっても変わります。

成長を広く見るための記事

言葉や知識だけでなく、人との関わり、気持ち、体の使い方、音やリズムも含めて成長を見たい方は、0〜3歳の子どもの成長、何を見ればいい?言葉だけでは見えない5つの視点へ進んでください。

現在、家庭でしていること

活動の数を増やすこと自体を目標にはしていません。子どもの興味、家族の予定、親の余裕によって、できることは毎日変わります。

📚 絵本・図鑑・物語

短い絵本を何度も読む日もあれば、少し長い物語を1冊読む日もあります。最近は、読んだあとに順番や理由を一緒に振り返ることも増えました。

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🌿 散歩・自然観察・虫

公園や特別な施設だけでなく、道端の花、石の下の虫、鳥の声なども観察します。捕まえるだけでなく、世話をする、逃がす、持ち帰らないと判断する経験も含まれます。

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🧩 パズル・ワーク・考える遊び

都道府県パズル、絵探し、シールワークなどを楽しんでいます。正解の数だけでなく、形の特徴、場所の記憶、間違えたあとの試し方を見るようにしています。

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🧱 ブロック・絵・制作

リブロック、積み木、お絵描き、シール貼りなどです。親と一緒に作ることもあれば、洗濯物を干している間に、一人で考えて大きなものを作っていることもあります。

完成度より、組み替える、崩して作り直す、自分なりの形を作る過程を残したいと思っています。

🥞 料理・生活の手伝い

材料を見る、順番を確認する、混ぜる、待つ、片づける。料理には、数字や手順だけでなく、家族と一緒に進める経験があります。

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🎵 歌・音・ことば遊び

童謡、マザーグース、昔から歌われてきた日本の歌などを、生活の中で一緒に歌います。覚えさせるというより、待ち時間や気持ちの切り替えにも使える、家族の共通のことばになっています。

絵本の読み聞かせ「約5000回」を、今どう考えているか

我が家では、生後5か月頃から約6か月間、読み聞かせの回数を記録していました。

  • 記録期間:約6か月
  • 記録上の読み聞かせ:2150回
  • 1か月平均:約358回
  • 1日平均:約12回

記録開始前の分や、パパが読んで記録していない分もあります。そのため、1歳5か月頃までの累計を、重複を含めて約5000回と見積もっていました。「5000種類の絵本を読んだ」という意味ではありません。

当時は、「3歳までに1万冊」という目標を意識していました。短い絵本を何度も読めば回数は増えます。一方で、図鑑を10分眺めても、記録上は同じ「1回」です。

その経験から、今は回数だけでは、読み聞かせの中身は分からないと思うようになりました。

冊数は、続けるきっかけや家庭の記録にはなる。
でも、子どもに何が残ったかは、冊数だけでは測れない。

同じ本を10回読みたがる日もあります。図鑑の一つのページだけを長く見る日もあります。物語を聞いたあと、登場人物の行動を考える日もあります。

現在は回数をほとんど数えていません。それよりも、何を面白がったか、現実の体験とどこでつながったか、親子でどんな会話が生まれたかを見るようになりました。

絵本と語彙、散歩、料理、歌をどうつなげているかは、2歳の言葉を増やす遊び|絵本・散歩・会話で語彙を広げる方法で詳しくまとめています。

子どもの「好き」は、親の計画どおりには広がらない

1歳3か月を過ぎた頃から、読む本に明らかな偏りが出てきました。

本棚に多くの本を用意し、リビングの絵本を入れ替えても、子どもは好きな本を繰り返し持ってきます。オノマトペの本、歌の本、ものの名前を見つける本、探す絵本など、その時期によって強く惹かれるものがありました。

親としては、いろいろな本を読んでほしくなります。しかし今振り返ると、同じ本を繰り返す中で、次に何が出るかを覚えたり、先に答えたり、わざと違うものを指してふざけたり、楽しみ方も少しずつ変化していました。

「偏りをなくす」より、好きなものを入口にしながら、ときどき新しい本も置いておく。そのくらいが我が家には合っているようです。

自然体験も、行くだけで学びになるわけではない

我が家では、0歳の頃から水族館、動物園、川、里山、公園などへ出かけてきました。

ただし、たくさん出かければ自動的に何かが身につくとは考えていません。水族館へ行っても、親が期待した生き物より、床の模様や水槽の泡を見ていることがあります。帰宅後に何が残ったのか、親には分からない日もあります。

それでも、後日「たこさんいたね」「いかはいなかったね」と思い出したり、ヒラメが砂と同じように見えたことを話したりすることがあります。体験がどのように残るかは、その場だけでは判断できません。

だから我が家では、学ばせようと説明を続けるより、子どもが立ち止まったところで一緒に立ち止まることを大事にしています。

外遊びを始める時期や、虫を怖がる場合の考え方は、子どもと虫取りはいつから?0歳からの自然観察と怖がる場合の関わり方にまとめています。

現在見えている変化と、まだ分からないこと

2歳9か月になり、以前よりも成長を感じる場面は増えました。

  • 物語をある程度の長さまで聞ける日が増えた
  • 読後に、出来事の理由を自分なりに考えることがある
  • 絵本の順番や、探すものがあるページを覚えている
  • 都道府県パズルで、形や位置の特徴を使うようになった
  • 料理で、材料や順番を一緒に確認できるようになった
  • 虫の幼虫を世話し、成虫になる変化を経験した
  • 一人でブロックを組み立て、あとから親に見せることが増えた

一方で、これらが絵本、自然体験、保育園、本人の発達、親との会話のどれによるものかは分かりません。家庭で行ってきたことと成長の間に、単純な因果関係を置くことはできません。

また、理解が進んでいるように見えても、運筆はまだ難しい。家ではできても外ではしない。同じことでも、パパとはするけれどママとはしない。その日の気分で全く違うこともあります。

我が家が目指していないこと

幼児教育について書いていると、早期教育や能力開発を強く目指している家庭に見えるかもしれません。

けれど、我が家が最終的に目指しているのは、次のようなことではありません。

  • できるだけ早く文字や数字を覚えさせること
  • 教材を毎日決められた量だけ進めること
  • ほかの子どもより先にできることを増やすこと
  • すべての遊びを、親が学習課題に変えること
  • 子どもの能力を、成果や数字で証明すること

もちろん、語彙が増えたり、パズルができたりすると、親として嬉しくなります。親バカにもなります。

それでも中心に置きたいのは、子どもが面白がっていることを、親も一緒に面白がることです。

その時間の中で、見る、聞く、比べる、試す、思い出す、ことばにする力が少しずつ育っていけばよいと思っています。

このブログで、家庭の記録をどう生かすか

この記事は、我が家の活動をすべて詳しく解説する記事ではありません。ここにある体験を出発点に、各テーマの記事で「家庭でどう見るか」「どんな関わり方ができるか」を掘り下げています。

日常・外遊び・おうち遊びをまとめて見たい

教材に頼らない!2歳の知育は日常・外遊び・おうち遊びから

絵本の冊数や選び方について考えたい

幼児期の絵本教育は「何冊読むか」より「何を残したいか」

おわりに|記録してみると、我が家の軸が見えてきた

以前の私は、「自分はこのブログで何をしたいのだろう」と考えていました。

これまでの子育てを振り返ると、我が家が大切にしてきたのは、絵本の冊数でも、教材の量でも、遠出の回数でもありませんでした。

子どもが見つけたものを、一緒に見る。
面白がったことに、少し長く付き合う。
実際の体験を、絵本や図鑑や会話につなげる。

こまりちは、そうした日常の小さな場面を記録し、「ただ遊んだ」で終わらせず、そこにどのような育ちが見えるのかを考えるブログです。

ただし、何でも教育に変えなければならないとは思っていません。親子で笑っただけの日、何を学んだのか分からない外出、予定どおりにいかなかった遊びも含めて、子どもとの生活です。

これからも、うまくいったことだけでなく、迷ったこと、分からなかったこと、以前とは考えが変わったことも含めて残していきます。

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