言語・表現力の年齢別達成ポイント・指標・方法。伸ばしたい子どもの力

伸ばしたい子どもの力

この記事では、知的・学習関連の力 言語・表現力の3項目について、それぞれの年齢別で、達成ポイント指標・伸ばすための方法を説明しています。

伸ばしたい子どもの力_こまりち には、知的学習、社会性、自己成長、運動、音楽も含めて、41個の力について書いてあります。

ぜひ、他の伸ばしたい子どもの力についてもご覧ください!

ここで書いてある年齢というものは、大体の目安です。例えば、2歳と書いてあるところは2歳0ヶ月から3歳までの幅があると考えてくださいね。

達成ポイントは、ポイント1とポイント2に分けています。

達成ポイント1(ミニマム)平均的な子どもが達成苦手とする能力
達成ポイント2(優秀)優秀な子どもが達成得意とする能力

達成ポイント1に達していない場合

その能力を伸ばす遊びや勉強がいいな!

達成ポイント2に達している場合

次の年代の達成ポイントを達成できるようにしていこうかな

言語・表現力 3つの項目

語彙力言語力(語学力)表現力

2歳(乳児)

語彙力

  • 達成ポイント1(ミニマム): 基本的な日常単語を10語程度覚える
    • 説明: 自分の周りの物や人物、行動を名前で認識し、指示ができる
    • 指標: 親や周囲の人が示す物を指さして名前を言う(例:お父さん、お母さん、犬、車、ボールなど)
    • 達成語彙例: ママ、パパ、犬、ボール、おいしい、おなか、あっち、これ、それ、みて
  • 達成ポイント2(優秀な子): 簡単な名詞や動詞を使って、物や行動を認識する
    • 説明: 物事の名前だけでなく、動詞や感情表現を使い、意味がある言葉を話せる
    • 指標: 2語文を使い始める(例:「いないいないばあ」や「ママ、これ」)
    • 達成語彙例: ありがとう、おいしい、あった、いない、見て、こっち、きれい、わんわん、ぱぱ、おすわり
  • 語彙力を伸ばす方法:
    1. 絵本を読む: 親が絵本を読み聞かせ、絵を指差しながら言葉を教える
    2. 歌を歌う: 身近な歌や遊び歌を一緒に歌うことで語彙が広がる
    3. 日常会話を繰り返す: 生活の中で使う言葉を日々繰り返すことで語彙力を増やす

言語力(語学力)

  • 達成ポイント1(ミニマム): 基本的な自己紹介や要求を簡単に伝える
    • 説明: 自分の名前を言ったり、物をお願いしたりすることができる
    • 指標: 簡単な一語や二語で自己表現(例:名前を言う、おもちゃを頼む)
  • 達成ポイント2(優秀な子): 簡単な感情や状態を表現できる
    • 説明: 自分の気持ちや欲しいものを言葉で表現できる
    • 指標: 感情を表す言葉(うれしい、かなしい、いたいなど)を使う
    • 具体例: 「おいしい」「いたい」「うれしい」など
  • 言語力を伸ばす方法:
    1. 感情表現を教える: 日常の中で、嬉しい、悲しいなどの感情を表現する練習をする
    2. 家族との対話: 身近な人と毎日会話をして言葉を覚えさせる
    3. 絵本の読み聞かせ: ストーリーの中で登場する感情や行動を学ぶ

表現力

  • 達成ポイント1(ミニマム): 身近なものを指差し、名前を言う
    • 説明: 親や周囲の人に物を指差して、名前を言う
    • 指標: 指を差して物を名前を言う
    • 具体例: 「これ、りんご」「わんわん、ねこ」
  • 達成ポイント2(優秀な子): 物や人、感情について2語文で表現できる
    • 説明: 2語文を使い、簡単な意思表示や感情を伝えられる
    • 指標: 2語の組み合わせ(例:「ママ、これ」「おいしい、あった」)
    • 具体例: 「おいしい」「こわい」「これ、好き」
  • 表現力を伸ばす方法:
    1. 身の回りの物を教える: 日常的に見ているものの名前を教える
    2. 絵本を見ながら話す: 絵本に出てくるものや動物を指して言葉を増やす

4歳(年中)

語彙力

  • 達成ポイント1(ミニマム): 基本的な日常語彙を250語程度使う
    • 説明: 身の回りの物や簡単な行動を表す語彙を理解し使う
    • 指標: 物の名前や動作、形容詞などを言える
    • 達成語彙例: あか、あお、やさい、くるま、たべる、はしる、たのしい、うれしい、はし、ごはん
  • 達成ポイント2(優秀な子): 約400語以上を使い、簡単な意見を述べる
    • 説明: 物事に対して感想や意見を言える
    • 指標: 物の良さや自分の気持ちを表現する
    • 達成語彙例: すき、きらい、たいへん、おもしろい、よい、だめ、あつい、さむい、おいしい、よろこぶ
  • 語彙力を伸ばす方法:
    1. 絵本や物語を読む: 絵本を読み、言葉を増やしていく
    2. 遊びながら学ぶ: 日常の遊びを通じて語彙力を増やす(例: かくれんぼ、ままごと)
    3. 質問をする: 親が質問をして、答えを考えさせる

言語力(語学力)

  • 達成ポイント1(ミニマム): 自己紹介や簡単な質問を理解し答える
    • 説明: 自分の名前や好きな物を言える
    • 指標: 名前や年齢を答える、簡単な質問に答える
    • 具体例: 「お名前は?」→「〇〇です」「好きな食べ物は?」→「さかな」
  • 達成ポイント2(優秀な子): 自分の感情や思いを表現できる
    • 説明: 日常的なことに対して自分の意見や気持ちを簡単に言える
    • 指標: 「〇〇が好き」「〇〇が嫌い」など、意見を言う
    • 具体例: 「今日はあついから、外で遊びたくない」「このお菓子おいしい!」
  • 言語力を伸ばす方法:
    1. 簡単な質問に答える練習: 日常的な質問を繰り返し答えることで、自己表現を強化
    2. 簡単な物語を読む: 自分で話を聞き、感想や意見を言う練習をする

表現力

  • 達成ポイント1(ミニマム): 簡単な感情や事実を表現できる
    • 説明: 自分の感情や、目の前で起こった出来事を簡単に話せる
    • 指標: 感情を表す言葉(うれしい、かなしい)を使う
    • 具体例: 「私はおかしがすき」「あついよ」
  • 達成ポイント2(優秀な子): 複数の理由や感情を使って、自分の意見を表現できる
    • 説明: 自分の意見や考えを、簡単な理由で伝える
    • 指標: 2~3語で理由を加えて自分の考えを表現する
    • 具体例: 「これはあたたかくて、すきです」「あめがふってきたから、かさをさした」
  • 表現力を伸ばす方法:
    1. 感情や意見を話す: 物事に対する感想を述べる練習をする
    2. 簡単なストーリーを話す: 日常の出来事を簡単に語ってみる

6歳(小学生1年生)

語彙力

  • 達成ポイント1(ミニマム): 約500語を使い、基本的な動詞や形容詞を理解
    • 説明: 物や出来事を表現する基本的な語彙を理解し使えるようになる
    • 指標: 日常生活で使う名詞、動詞、形容詞などを使って説明
    • 達成語彙例: くるま、はしる、きれい、たのしい、たべる、まるい、いぬ、ねこ、あたらしい、ゆうめい
  • 達成ポイント2(優秀な子): 約800語以上を使い、自分の考えを簡単に表現できる
    • 説明: 簡単な理由や感情を述べて、自分の考えを伝えることができる
    • 指標: 身近なテーマに対して、簡単な理由をつけて意見を述べる
    • 達成語彙例: ゆうめい、すき、きらい、はやい、たくさん、ゆっくり、まじめ、おいしい、よい、かなしい
  • 語彙力を伸ばす方法:
    1. 本を読む: 短い物語や絵本を読んで、語彙を増やす
    2. ゲームをする: 言葉を使った遊びやゲームで語彙を増やす

言語力(語学力)

  • 達成ポイント1(ミニマム): 簡単な文章を使って、自己紹介や基本的な質問に答える
    • 説明: 自分の名前や好きなことを言い、相手の簡単な質問に答えられる
    • 指標: 名前、年齢、好きな食べ物などを言える
    • 具体例: 「私は〇〇です」「好きな食べ物はりんごです」「何歳ですか?」→「6歳です」
  • 達成ポイント2(優秀な子): 基本的な感情や状況に対して簡単に理由を述べる
    • 説明: 自分の感情や状況について理由を加えて表現できる
    • 指標: 感情を表現する(「うれしい」「かなしい」)+その理由を述べる
    • 具体例: 「今日は遊びに行ったので楽しかった」「おかしがすきです、だっておいしいから」
  • 言語力を伸ばす方法:
    1. 質問に答える練習: 「今日は何をしたの?」や「好きなことは何?」といった質問に答える練習
    2. 簡単なストーリーを話す: 日常の出来事を話して、言葉を使いながら表現力を伸ばす
    3. 絵本や物語を読む: キャラクターや状況について語りながら理解を深める

表現力

  • 達成ポイント1(ミニマム): 自分の感情や意見を簡単に表現できる
    • 説明: 自分の感情や身近な出来事に対して、簡単な言葉で意見を述べる
    • 指標: 「~が好き」「~が嫌い」など、感情を言葉で表現する
    • 具体例: 「私はいぬが好きです」「今日は楽しかった」
  • 達成ポイント2(優秀な子): 意見に理由を加えて、物事を論理的に説明できる
    • 説明: 自分の意見や感想に、理由を加えて説明する
    • 指標: 自分の意見を述べるとともに、簡単な理由を加える
    • 具体例: 「今日は学校で楽しかった。先生が面白い話をしてくれたから」「この絵が好きです、だって色がきれいだから」
  • 表現力を伸ばす方法:
    1. 自分の意見を述べる練習: 「今日は何をして楽しかった?」という質問に、自分の気持ちを加えて答える
    2. 絵本や短い物語を話す: 話の内容を自分の言葉で再現し、表現を豊かにする
    3. 家族や友達と意見交換をする: 毎日の出来事について、感想や意見を交換し合う

9歳(小学生3年生)

語彙力

  • 達成ポイント1(ミニマム): 約1,000語を使い、日常的な事柄について表現する
    • 説明: 日常生活で使われる語彙を理解し、簡単な意見や感情を述べることができる
    • 指標: 簡単な質問に答える、物事の特徴を表す言葉を使う
    • 達成語彙例: うれしい、かなしい、せんせい、たのしい、きれい、たくさん、よい、わかる、きもち、あつい
  • 達成ポイント2(優秀な子): 約1,500語を使い、意見や感想を論理的に述べる
    • 説明: 身近なテーマについて、自分の意見や感想を理由を加えて表現できる
    • 指標: 物事に対して自分の意見を述べ、その理由を明確に伝える
    • 達成語彙例: すばらしい、だいじょうぶ、きゅうに、あんぜん、すこし、ひつよう、まじめ、たしか、じょうず、わかりやすい
  • 語彙力を伸ばす方法:
    1. 日記をつける: 日々の出来事を簡単に書き出して語彙を増やす
    2. 物語や本を読む: 幅広いテーマの本を読むことで、語彙を豊かにする
    3. 教科書を使って新しい言葉を学ぶ: 学校で習う言葉や表現を覚える

言語力(語学力)

  • 達成ポイント1(ミニマム): 自分の考えを簡単な理由で述べる
    • 説明: 自分の意見や考えをシンプルに表現し、理由を加える
    • 指標: 物事の好き嫌いや、行動の理由を簡単に述べる
    • 具体例: 「私はサッカーが好きです。楽しいからです」「あついから、アイスが食べたい」
  • 達成ポイント2(優秀な子): 自分の意見を複数の理由で支えることができる
    • 説明: 複数の理由を使って、自分の意見を説得力をもって述べる
    • 指標: 複数の理由を述べて、自分の意見を強調する
    • 具体例: 「環境を守ることは大切です。まず第一に、地球温暖化を防ぐためです。そして、動植物を守るためでもあります」
  • 言語力を伸ばす方法:
    1. 簡単なエッセイを書く: 物事に対する自分の意見や理由を簡単に書いてみる
    2. ディスカッションに参加する: 他の人と意見交換をして、自分の意見をしっかり伝える

表現力

  • 達成ポイント1(ミニマム): 簡単な文章を使って意見や感想を述べる
    • 説明: 身近な出来事や感情について、簡単な文章で表現できる
    • 指標: 2~3語で自分の感情や考えを述べる
    • 具体例: 「今日は楽しかった」「このおもちゃすごい!」
  • 達成ポイント2(優秀な子): 複数の理由や事例を使って、説得力のある表現ができる
    • 説明: 物事について、複数の観点から意見を述べて、論理的に話を進められる
    • 指標: 2~3つの理由や事例を挙げて意見を説明する
    • 具体例: 「スポーツをすることは大切です。まず、健康を保つためです。そして、友達と協力できるからです」
  • 表現力を伸ばす方法:
    1. 意見交換をする: 家族や友達と自分の意見や考えを交換する
    2. 日常的に感想や意見を述べる練習: 毎日の出来事について、感想や意見を述べる

12歳(小学生6年生)

語彙力

  • 達成ポイント1(ミニマム): 約2,000語を使い、身近なテーマについて表現する
    • 説明: 身近な出来事や社会的なテーマに関して、より多くの語彙を使いこなす
    • 指標: 物事を詳細に説明し、感情を表現する
    • 達成語彙例: しぜん、たいせつ、すこし、すばらしい、かんしゃ、はつげん、かんがえ、けいけん、たいへん、せんたく
  • 達成ポイント2(優秀な子): 約3,000語以上を使い、抽象的なテーマにも対応できる
    • 説明: 抽象的なテーマや社会問題について、詳細に説明し、自分の意見を述べることができる
    • 指標: 複雑なテーマに対して、自分の意見を述べ、その理由を説明できる
    • 達成語彙例: こうけん、しごと、かんけい、しんこう、しゅうきょう、しゅうだん、けいけん、きょうじゅ、しょうひ、せいかつ
  • 語彙力を伸ばす方法:
    1. 複雑なテーマの本を読む: 少し難しい本や記事を読んで、語彙を増やす
    2. 新聞や雑誌を読む: 社会問題や時事問題に関する語彙を学ぶ
    3. ディスカッションを行う: 複雑なテーマについて他の人と意見交換をする

言語力(語学力)

  • 達成ポイント1(ミニマム): 自分の考えを簡単な文章で表現し、相手に伝える
    • 説明: 簡単な日常的なトピックに関して自分の考えを述べ、相手にわかりやすく伝えることができる
    • 指標: 自分の意見や考えを簡単な文で伝える
    • 具体例: 「私は音楽が好きです。なぜなら、リズムに合わせて楽しくなるからです」
  • 達成ポイント2(優秀な子): 複雑な文章を使い、自分の意見を整理して述べる
    • 説明: あるテーマについて自分の意見を整理して述べ、他者を納得させる表現ができる
    • 指標: 1つのテーマについて複数の視点から意見を述べ、相手に伝わるように整理する
    • 具体例: 「地球温暖化が進むと自然に悪影響を与えます。例えば、海面上昇が進んで低い場所が水没することがあります。また、異常気象が増え、農作物にも影響が出る可能性が高くなります」
  • 言語力を伸ばす方法:
    1. 複雑なトピックに対するエッセイを書く: 社会問題や身近な出来事に対する自分の意見をエッセイにしてみる
    2. ディスカッションに参加: 学校の授業や家庭で、他者と意見を交換し、自分の考えを整理する
    3. 本や新聞を読む: 幅広いテーマの文章に触れて、語彙を増やす

表現力

  • 達成ポイント1(ミニマム): 自分の感情や意見を簡単に述べ、理由を加えて表現できる
    • 説明: 自分の感情や意見に理由を加えて、簡単に表現することができる
    • 指標: 自分の意見を述べ、なぜそのように思うのかを簡単に説明する
    • 具体例: 「私は本を読むのが好きです。なぜなら、物語に入り込むことができるからです」
  • 達成ポイント2(優秀な子): 複数の理由や事例を使って意見を深く論理的に表現できる
    • 説明: 複数の理由や具体的な事例を使って、より深く論理的に自分の意見を述べることができる
    • 指標: 自分の意見に複数の理由や例を挙げて説明する
    • 具体例: 「私はチームスポーツが好きです。まず、チームメンバーと協力しながら目標に向かって頑張るのが楽しいです。そして、体を動かすことで健康にも良い影響を与えるからです」
  • 表現力を伸ばす方法:
    1. 自分の意見を整理して発表する練習: 1つのテーマについて、自分の考えを順序立てて発表する練習をする
    2. エッセイやレポートを書く: 自分の考えを整理して文章にしてみる
    3. 議論を通して意見を述べる: 他の人と意見交換をすることで、表現力を深める

15歳(中学生)

語彙力

  • 達成ポイント1(ミニマム): 約3,000~4,000語を使い、日常的なテーマや興味のあるトピックについて表現できる
    • 説明: 学校生活や趣味について自分の意見を述べ、日常的な会話を豊かに表現できる
    • 指標: 生活や学校、趣味に関する幅広い語彙を使いこなす
    • 達成語彙例: けいけん、たいせつ、けっか、じょうきょう、みち、てきき、ぶんか、けいけん、けんきゅう、かいけつ
  • 達成ポイント2(優秀な子): 約5,000語以上を使い、社会的・政治的テーマや抽象的なテーマについて意見を述べる
    • 説明: より難しいテーマや抽象的な問題について、自分の意見を深く掘り下げて表現できる
    • 指標: 社会問題や環境問題、未来の課題について自分の考えを述べる
    • 達成語彙例: じんこう、けんこう、こうどう、しんぽ、ほうりつ、しゅうきょう、こうじょう、かがく、けいけん、じつげん
  • 語彙力を伸ばす方法:
    1. 難易度の高い本や新聞を読む: 時事問題に関する本や新聞を読んで、難しい語彙を覚える
    2. ディスカッションやプレゼンテーションを行う: より専門的なテーマについて、自分の意見を言葉にして表現する
    3. エッセイやレポートを書く: 複雑なテーマについて、自分の考えを整理し、文章で表現する

言語力(語学力)

  • 達成ポイント1(ミニマム): 自分の意見や考えを、簡潔かつ論理的に表現できる
    • 説明: 自分の意見を相手にわかりやすく伝えるために、簡潔で論理的な表現ができる
    • 指標: 自分の考えを簡単に説明し、論理的に伝えられる
    • 具体例: 「環境問題に取り組むべきだと思います。まず、温暖化が進むと自然災害が増えるからです。さらに、気候変動は生態系にも大きな影響を与えます」
  • 達成ポイント2(優秀な子): 複雑な問題に対して、自分の意見を論理的に支え、説得力を持たせて表現できる
    • 説明: 社会的な問題や抽象的なテーマに対して、深く掘り下げて考え、自分の意見を論理的に述べる
    • 指標: 複雑な問題について、自分の意見を論理的に支えながら表現する
    • 具体例: 「AI技術の発展には多くの利点がありますが、同時にその倫理的な問題にも注目する必要があります。例えば、AIが仕事を奪う問題やプライバシーの問題が挙げられます」
  • 言語力を伸ばす方法:
    1. エッセイやプレゼンテーションで論理的に表現する練習: それぞれの立場から考え、自分の意見を論理的に構築して発表する
    2. 複雑な社会問題を討論する: 学校のディスカッションや討論に参加して、他者と意見交換をする
    3. 多読と多書: 難しい内容を含む本や記事を読んで、語彙力と表現力を向上させる

表現力

  • 達成ポイント1(ミニマム): 日常的な出来事や感情に対して、自分の意見を簡単に表現できる
    • 説明: 自分の感情や意見について、簡潔に表現できる
    • 指標: 自分の感情や意見を簡単に述べることができる
    • 具体例: 「私は旅行が好きです。たくさんの場所を見て、楽しいからです」
  • 達成ポイント2(優秀な子): 複数の理由を使って、自分の意見を論理的に説明できる
    • 説明: 自分の意見や考えを複数の理由や事例を使って、論理的に説明できる
    • 指標: 物事の理由や背景を複数挙げて、自分の意見を強調する
    • 具体例: 「なぜ環境保護が重要かというと、温暖化によって気候が変わるだけでなく、農作物が収穫できなくなるリスクがあるからです。また、生物多様性が失われる危険性もあります」
  • 表現力を伸ばす方法:
    1. エッセイや記事を読んで論理的な表現方法を学ぶ: 複雑な意見や論点を論理的に整理して表現する方法を学ぶ
    2. ディスカッションやプレゼンで意見を発表する: さまざまなテーマで、自分の意見をしっかりと伝える練習をする
    3. フィードバックを受ける: 自分の表現力をさらに向上させるために、教師や友達から意見をもらい、改善を試みる

さいごに

このシリーズでは、「伸ばしたい子どもの力」で紹介したそれぞれの力・能力について、年齢ごとの達成ポイント、その指標、達成するためにできることを紹介しています。他の記事で、言語・表現力以外のことも同じように記載していますので、ぜひ、見てみてください!

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