計画性はある?自己管理力はついてる?習慣づけの大切さ/0-2歳

伸ばしたい子どもの力

この記事では、自己成長・自己管理の力 計画性・自己管理力の2項目について、2歳までに達成したいポイント伸ばすための方法を説明しています。

伸ばしたい子どもの力では、知的学習、社会性、自己成長、運動、音楽も含めて、41個の力について概論を説明してあります。

ぜひ、他の伸ばしたい子どもの力についてもご覧ください!

計画性・時間管理力 2つの項目

計画性自己管理能力

計画性

計画性

大人になって計画って立てていますか?
私は、高校生の時と比べて計画を立てていないような気がします。
高校生の時は、学期初めにざっくりとした長期目標を書きました。ざっくりとした参考書をやり切るみたいな感じです。
それから、1週間分の計画表を手書きしていました。5教科に分けて、かかる時間の想定とやる内容を書きました。例えば、数学の問題集P112-116 2時間、国語の問題集P18-25 1時間みたいな感じ。
それで、できたところをバツで消していきました。
私の計画表はかなり緩かったので、いっつも時間が余っていました。
余った部分は次の日の勉強を先取りしてやるか、プラスアルファのことをしていました。

大人になっても結局やっていることって同じですね。
年次計画書を作成して、それぞれの項目にどれくらいの時間がかかるのか書いていく。
それに加えて何をしないといけないのかを書いていく。
長期計画書はざっくり。小さい項目は細かく。
高校生とほとんど一緒だなぁ。
長期目標中期目標短期目標・・・・

目標というより予定のような意味もあります。

ブログも同じ。
長期目標として、1年後には10000PVを達成して、売り上げ5万円にする、みたいな。
そのために、中期目標として、これをしないといけなくて、
それを達成するために短期目標として、いつまでにこれをなおす、といった感じ。

こういった計画を立てて行うと段違いに達成率が変わってきます。
計画をせずに行った時の杜撰なことと言ったら・・・

これってプライベートでも役立ちますよね?

旅行計画を立てるか立てないか、どれだけ充実した時間を過ごせるかって変わってきますよね?
中には、旅行計画を立てない派もいると思いますが、
そういった人たちは旅行計画を立てていないのではなく、のんびりとしながら絶対に行きたいところを数カ所、時間的余裕を持って候補にしておく、ということで計画は立てているはずです。

さて、計画立案ですが、これって知識がないとできないんですよ。

だから私はブログについては計画がうまく立てられない。だって、どのくらいの力が必要か分からないじゃないですか?実績がないんですよね。ブログについての。
だから分からない。
仕事の計画は、実績(経験)があるから、「このぐらいのことならこのくらいの労力でできるな」とわかるんですよね。

計画性を幼児期から学ばせたい私ですが、幼児は0の真っさらな状態なので、計画を立てることはもちろんできません。

ということは、計画の基盤は何かを考える必要があります。

計画の基盤

計画の基盤は、時間感覚正確な力量の評価、そして順序だって考える力

時間感覚を養っておけば、どういったものにどのくらいの時間がかかるのか、という感覚がわかってくるわけです。

正確な力量の評価は、計画をする上で非常に重要です。
ご飯を食べるのにどれくらい時間がかかるのか、
服を着るのにどれくらい時間がかかるのか、
我が子の状態を見つつ、親が考えます。
最終的に子どもが考えることですが、0−2歳の場合は親が考えていますよね。

順序だって考える力。これは、順番の概念と流れをまず教えてあげるところから始まります。
なぜその流れで作業をしているかといったら、「やりやすいから」「結果がいいから」。
実は試行錯誤しているから、というのが答えになるでしょう。
でも、子どもは当然そんなこと知りません。

2歳までの達成ポイント

ミニマム:おもちゃや絵本を使って、遊ぶ順番を少しずつ意識し始める。物事を順番に行うことに興味を持ち、保護者の指示に従って片付けや遊びの準備を行う。

優秀:自分で遊ぶ順番や行動の流れを意識し、事前に準備を始める。例えば、遊んだおもちゃを片付けてから別の遊びを始めることができる。

時間感覚の伸ばし方

ルーチン化

大きい括りでのルーチン
  • 決まったルーチン(タイミング)を作る。

1日のリズムを作れば、時間感覚が養われていきます。
朝起きる時間と寝る時間をなるべく固定。
ご飯の時間とお風呂の時間もなるべく固定。
これだけでざっくりとした1日の流れが自然と覚えられます。

全部ルーチン化するのは得じゃないと私は思っています。
がんじがらめにされると、主体性とか柔軟性とか他の力が損なわれる気がして。

思い返すと、私はかなりルーチンが得意なのかもしれません。ほとんど毎日同じように動きます。
朝6時半に起床、トイレ、お湯を沸かす、顔を洗う、コーヒーを淹れる、上のパジャマを着替える、化粧をする、髪を整える。大体この辺で7時。
下手すると、歩数まで一緒なんじゃないかと思うくらいそっくり同じ動きをしていそうです。
これってある意味計画
もう慣れた動きだからどのくらいの時間でできるかも分かる。
早めに出ないといけない時とかは逆算して、何時に起きないといけないか予測することができる。
上の動きで動くと、早めに朝のルーチンが終わるので、ゆとりの時間がたっぷりできます。
その分、子どもに充てることが出来る

我が子のルーチンにしたいこと

朝起きる
ご飯を食べる
(できればこのあとでうんちをしてほしい)
歯を磨く
パジャマ・オムツを交換する
絵本を読む
お出かけ

この流れにしたいのですが、まだうまくいっていません。

正確な力量の評価

子どもと過ごす時間が長い方は気にする必要がないかもしれませんが、
もし、子どもと過ごす時間が少ない方は、、

パートナーに聞いたり
試験的に試してみたり

してみるのがいいと思います。

順序だって考える力

それぞれの作業での決まりごと・ルーチンを作る
絵本を読んだら、本棚に片付ける。そして次の絵本を持ってくる。

お風呂からあがったら、体を拭いてクリームを塗って、オムツを履く。
  • 遊びと片付け
  • 洋服を着る
  • おむつを変える
  • お風呂での身体洗い
  • 寝る前

ルーチン順序を教えてあげたい作業が多いです。

正直かなり難しいです。我が家ではまだ順序づけされていません。
なんでかなって書きながら考えてみますと、「楽しさが足りないのかな」って思います。
やっぱり、私も絵本とか読んであげたいし、「持ってきて!」という時は笑顔なんでしょうけど、
片付けの時はそんなに笑顔じゃないかもしれない。
子どもとしてもあんまり楽しくないのかな?そんなふうに思います。
それから、徹底されていないことも原因ではないかと思います。
「まぁ、いいか」って決めたルールを守らないことがあります。
そうすると我が子も無理に守らなくてもいいんだという気持ちになって、覚える気力が湧かないのかも。

教える時は、しっかり目を見てゆっくりと。

教える時に一回止まって子どもを見つめて話すことが効果がありそうかなと考えています。


我が子がこっちを見てくれない時もあるのですが、両肩を持ったり、顔を覗き込んだりして、
「まず、こっちを片付けて、そしたらお絵描きしようか。」とか、
「まず、ないないしよ?ないないできたら絵本読んであげるね。」とかですね。

声が大きくなりがちなので注意して・・・声が大きくなって怒っていると思われると逆効果かなと思ってます。
一応できてきてる気がします。

幼児の脳は、まだ論理を理解できないので、感情に訴える方がいいのかもと思います。
「片付けてくれたら嬉しいなー」とかですかね?

もので教える

もので教える方法は、効果があると思います。

具体的に我が家でしているのは、

お出かけの前に靴下をはかせる。
アンパンマンのお気に入りにリュックを持ってくる。

この二つがお出かけのサインになっていて、この二つが揃うと絶対に玄関にいきます。

ルーチン化していていいなと思うところ

保育園の入園儀式が、ルーチン化しているんです。
保育園に着いた後の動作を見るといいなぁて思います。

保育園に入る
→コートを脱ぐ
→コートを自分のところにかける
→靴を脱ぐ・靴下を脱ぐ
→靴を靴箱にいれる・靴下を靴下箱に入れる
→持ってきた鞄をかばんかけにかける
→手を洗う。
この一連の流れをめちゃくちゃスムーズにできています。
ぐずったなと思うことはほとんどありません。

こういうところに計画性が隠れているんだなと感心しました。

我が家での心配事

我が家では、パパの帰宅がイレギュラーなので、夜の動作が不規則になりがちです。
子どもの流れは、ご飯→お風呂→絵本→寝る。
これが、崩れることがある。
時間もバラバラになりがち。
それが悪影響にならないか心配です。

でも、どこも完全にすることはできないもの。それに、順序通りに絶対しないといけないと固執すると柔軟性が損なわれると思いますので、ベストではなくベターを目指す精神で頑張ります!


自己管理能力、自分のことを自分で行う力(自主性)

自己管理能力には、さまざまな能力が含まれています。

自分のことを自分で行う力(自主性)時間管理能力感情のコントロールなど。

自己管理ができると、人のせいにしない/他人任せにしない子になるので、
ぜひ身につけていただきたい力の一つです。

「教えない子育て 河村京子さん著」にも、
親が準備にいちいち口出ししないことのメリットが書かれています。

私たち大人は、乳幼児は自分のことは自分でできないと考えがち?

案外そうでもない。
ご飯は自分で食べたいし、鞄だって自分で持ちたい。
子どもにはその強い欲求があります。

達成ポイント(ミニマム・優秀な子)

説明: 自分で食後の手を洗う、遊んだ後のおもちゃを片付けるなどの簡単な生活習慣を少しずつ覚え始める。

指標: 食事後の手洗いやお片付けができるようになる。指示がなくても、物を片付けたり、終わった後の行動ができる。

ご飯が勝負

子どもは自分で食べたい vs 親は食べさせたい

なぜ、親は食べさせたいのでしょうか?
子どもが一人で食べるとこぼしてもったいないから
こぼして汚れるから
子どもが一人で食べると時間がかかるから

いろいろ理由はあると思います。
それらを解決するメリットと子どもが自分で食べて自己管理ができるようになるメリットと、
どちらが得なのでしょうか?

もし、自分で食べようとしないのであれば、手づかみで食べることを許したりスプーンやフォークのような子どもが扱えるカトラリーに変更してあげるのがいいかもしれません。

伸ばす方法

ルーチン化する

これは、先程書いたので、そちらをご確認ください。

時間的ゆとり・心のゆとりを持つ

子どもが一人ですると、なんでも時間がかかります。
ご飯に1時間、通学に1時間。


なので、親が時間的ゆとり心のゆとりを持つことが必要です。

ゆとりがあれば、子どもがやることに口を出さなくて済みます。
子どもと向き合うことができます。

「いいよ。たっぷり時間を取ったから、自分で頑張ってお食べ。」
とパパの膝の上に座ってゆっくりと食べる。

もし、まだ自分もご飯を食べていなかったら、とりあえず自分の椅子に座ってよーって内心思うところですよね。
「うん。ゆっくり歩こう。」としゃがんで子どもの目線になることもできるし、寄り道もできる。

子どもでも扱えるものを使う

せっかく子どものやる気があっても、子ども用のものがないからさせてあげられないということがないように前もって準備するといいと思います!

子ども用のコップ(5-6ヶ月から)

我が家では、あにま〜るマグを外に行くときは愛用しています。
生後11ヶ月に購入して、欲しい時に自分で持って飲むようになりました。
こぼれないので非常に便利です。
困った点は、密閉率が高いので、熱いまま入れて冷めてくるとストローの先からこぼれてくることですね。まぁ、そんなに困りません。

使える時期は、ストローで吸えるようになってから
我が子は哺乳瓶をほとんど使わなかったので、自分で吸えるようになるのが遅かったかなと思います。
哺乳瓶でミルクを飲む子はもう少し早い時期から使えそうです。

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スタイ

我が子はよだれがほとんどなかったので、スタイをほとんど使いませんでした。食事中にスタイをつけるようになったのですが、そのうちスタイを嫌がるようになりました。今は、何もつけずにご飯を食べています。洋服の前はびちょびちょで食べ物がたくさんついてしまいますが、そこは諦めています。

ものの位置を固定する

ものの位置を固定して、子どもの手の届く範囲においておく。

そうすることで、順番が理解されてきた時期に自らやるようになります。
1歳5ヶ月では、まだ親の指示が必要なことも多いですが、
「おむつとって」「クリームとって」という指示に従うことができるようになります。

感情のコントロール

生の感情を生み出す脳領域の方が、感情を理解してコントロールする脳領域よりも早く成熟する
乳児では感情のコントロールが難しい。

大事なのは、
「何を求めているか気づいてあげる。
すぐに赤ちゃんの気持ちに対応してあげる」
こういったことをされた子どもは感情のコントロールが上手くなると考えられています。

反応性が高い基質(性格)よりも穏やかなの性格の方が、感情のコントールがされやすいことも言われています。

基質のチェック

予期せぬ出来事に穏やかに反応するか、苦痛を感じるか?

新しいものや見慣れないもの(ベビーベッドの上のモビールなど)に接した時に、
泣いたり足で蹴ったりする → 反応性が高い(内気で控えめな子に育つ、心配性になりやすい(3分の1)、不安定な愛着を持ちやすい、怖がり。慎重。几帳面で用意周到)

でも、経験や文化も基質に影響を与えます。

動物実験では、育て方が子どもの性格に影響する根拠が示されている。

子どもをよくなめ、きれいにしてあげる母ネズミの子ども
 → 探検好き(穏やかな性格)
あまり世話をしない母ネズミの子ども
 → 臆病(反応性が高い)
でも、あまり世話をしない母ネズミの子どもを、よく世話をするネズミに預ける
 →→ 探検好きに育つ!

人間でも同じように愛情をかけてあげたほうが、心配性になるリスクが減るようです。
基質なので、遺伝的要因もあるかもしれませんが、
その後の環境で変わります。
心配性は几帳面で用意周到な一面もあって良いところもあるので、反応性が高いとダメということはなく、どの方面も伸ばしてあげる方がいいです。


さいごに

このシリーズでは、「伸ばしたい子どもの力」で紹介した力のうち、自己管理能力について、2歳までの達成ポイント、達成するためにできることを紹介しました。

調べてみても、自己管理能力について書いてある書物はほとんどありません。
おそらく、自己管理能力を0-2歳に求めることが難しいということでしょう。
でも、自己管理能力の基盤となるルーチン作業については、ほとんどの書物に書いてありました。

私は、ルーチン作業はなるべく作るべきかと考えています。ルーチン作業という言い方がよくないだけで、これは模範とか規則とか手順とか別の言い方でこれからも使うことになり、そしてそれらを守ることを一生求められます。そうであれば、0-2歳でできる範囲からルーチン作業を作ってあげてもいいのかなと思いました。それに、私としては生活の細かいところに頭を使うのはもったいないなと感じています。それ以外のところに頭を使って欲しいなと。

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