子どもにいいブロックってなんなんだろう?
有名どころで言うとレゴ?でも、小さくて飲み込んじゃうかもだし。
メガブロック?Gakkenニューブロック?マグフォーマー?LaQ?それとも普通の積み木?
最近は口に含んでも安全な積み木とかもあるし。どれを買うべきなの?
悩ましいですよね?
どのブロックもメリットがあると思います。
そもそもブロック遊びをすること自体が大事ですからね。
パパママのお気に入りのブロックがあるなら、それでいいと思います。
一番大切な親も好きなこと。親も遊ぶことですからね。
私は、ブロックの中ではマイナーかもしれないリブロックをおすすめしています!
この記事では、そんな私の大好きなリブロックについて、良いところを紹介しています。
他のブロック同様に良いところ、他のブロックと違って良いところ、そして、言いたくないけれども悪いところも合わせて紹介していきます!
ブロック選びをしているご家庭にとって、
リブロックも選択肢の一つとして考えておられるご家族に読んでいただきたい記事になっています。
よろしくお願い申し上げます。
簡単な私の紹介(リブロックに関する)
3-4歳の頃にリブロックを買ってもらいました。
リブロックが大好きでしたが、毎日遊ぶという感じではなかったらしいです。
時々思い出したように遊ぶという感じ。
小学校5年生くらいまで遊んでいたことを覚えています。
その後私が実家を離れたことをきっかけに、実家のリブロックを捨ててしまったらしいですが、
子どもが生まれるのを契機にまた、私がまた買い直しました!
大人になって、創造性と空間把握能力が上がったことで、より面白い作品をたくさん作ることができるようになりました。やっぱり遊んでみて、リブロックはいいなと。
今は、1歳の我が子と一緒に日々リブロックで遊んでいます。
特に知育にいいなと感じています。
ブロック選び
日本でよく売られているブロックを簡単にまとめました。
リブロック以外のブロックについては、機会があれば、記事を作成したいと思います。
名前 | 特徴 | 値段 | 会社 | 対象年齢 |
---|---|---|---|---|
レゴ(LEGO) | 重ねて造形する。 | 1,000円~20,000円以上 | LEGO社(デンマーク) | 1.5歳以上 |
メガブロック | レゴの大きい版。 | 1,500円~5,000円 | メガブロック社(カナダ) | 1歳以上 |
ニューブロック | 様々な形あり。空間把握能力を育む。 | 2,000円~10,000円 | 学研(日本) | 1.5歳以上 |
マグフォーマー | 磁石で簡単に立体構造を作れる。 | 3,000円~15,000円 | Magformers社(韓国) | 3歳以上 |
LaQ(ラキュー) | 平面パーツを組み合わせて立体を作る。 | 1,500円~10,000円 | ヨシリツ(日本) | 5歳以上 |
リブロック | ドイツ発祥の知育ブロック。空間認識能力を育む。 | 4,000円~23,000円 | ブックローン株式会社(日本) | 3歳以上 |
まぁ、この表を見てもよく分かりませんよね。
ざっくり分類すると、
大きさによる違い
- 1歳あるいは1歳前でも安全な大きいブロック:メガブロック、積み木
- 一部小さいブロックがある:レゴやリブロック
- 飲み込む危険性がある。
組み立て方の違い
- 上に重ねていく:レゴ、メガブロック、積み木
- 接木のようにはめ込んで形を作る:ニューブロック、リブロック
- その他:LaQ、マグフォーマーなど
なので、それぞれのブロックに一長一短があるわけです。
立体をどのように捉えるか?というところに主眼が置かれます。
- 断層写真のように立体のそれぞれの断面図を大事にする場合は、レゴ系統
- 日本家屋のようにどこに主軸があってどう作れば構造が維持できるかなどを考えるなら、ニューブロックやリブロック
- 展開図を考えるならLaQ
他にも色彩感覚とか可動性とかいろいろブロックで身につける能力を考えますよね?
ブロックで身に付く能力
特にブロックで身に付く力は空間認識力、創造力、問題解決能力だと言われています。
この中でも空間認識力を大事にした方がいいと思います。それは、単純に、空間認識力を身につける遊びが少ないからです。創造力はお絵描きでも身に付くし、多くの遊びは創造力と問題解決能力をそもそも使いますからね。空間認識力は、外遊びでも当然身につきますが、まだ、遊び道具としては少ないと感じます。
この空間認識力、大人になってどんなふうに役立ってますか?
身近なところでは、方向感覚、整理整頓する時、運転とかで使っています。家具を買いに行ってなんとなくこのくらいの大きさっていう感覚があっているのは空間認識力が高いからなんですね。
専門的には、建築やデザイン、エンジニアリング、それから幾何学で使われます。私の研究でも、より精度が高くタンパク質の位置関係を想定することができる方が事実を反映しやすいですし、人にものを伝えるときに、わかりやすいモデルを作るときにも空間認識力が必要です。特に、建築においては必須な力と言えると思います。
どんな空間認識力が欲しいですか?
空間を認識するときにどう認識していますか?
空間は三次元だから、三次元のものの集合として見なしているのではないでしょうか?
部屋の奥にベッドが置いてあって、タンスがあって、コートかけがあって、テレビ台の上にテレビが置いてあって、このくらいの大きさのローテーブルなら、スペースありそうだな?という感じに。
間取りを考える時のように、この三次元情報を二次元にして考える人もいると思いますが、断層写真は作ってないと思います(もし、床から10cmのところには、こんな形があって、20cmのところには、、というように断層写真で認識しているという人がいたら教えてください。)。
見えない構造の中身を考える時があるとしたら、その時も三次元として構造を捉えているのではないでしょうか?例えば、テレビの裏の配線などを想像すると、テレビの裏にDVDと繋がるコードとアンテナに繋がるコードとゲーム機に繋がるコードがあって、それぞれ長さがこれくらいだから大体このくらいのスペースをとってて、と考えると思います。さすがに、これを断面で考える人はいないですよね。
必要な空間認識力は三次元のものの集合として捉える力ということができます。
ブロックの選び方も変わってきませんか?
もちろん、断面を考えることが悪いわけではありません。私たち医者は人の体の中をCTやMRIといった断面写真で捉えてそれを三次元にしますし、立体をここで切ったらどんな断面になるかという数学の問題もあります。このようなことを考えるには、レゴのようなブロックで遊ぶことが役に立つと思います。
三次元でものを捉える、建築などに通ずるブロック
それは、ニューブロックやリブロックになります。
ニューブロックとリブロックの違いをまとめました。
特徴 | リブロック | ニューブロック |
---|---|---|
作品の耐久性 | 優れている | 普通 |
作品の融通性 | 高い | 低い |
価格 | 高め | 安い |
流通の広さ | マイナーで取り扱いが少ない | 広く流通しており入手が容易 |
作品集の数 | 少ない | 多い |
作成難易度 | 難しいと感じられることがある | 簡単(形が均一で結合しやすい) |
作品の説明書の詳細さ | あまり細かくない | 詳細な作品集があり参考にしやすい |
上の表で見ていただければ分かる通り、リブロックの方が優れていないと思われるところがあると思います。特に、作品の説明書の詳細さや数、難易度です。
どう思いますか?
やっぱりリブロックのデメリットでしょうか?
私は、作品集が少なく、作成も少し難しい方が、
独自性が生み出されやすくなり、目的である空間認識力・創造性・問題解決能力を育むいい教材になりやすいと考えています。
だって、そうじゃありません?
空間認識力・創造性・問題解決能力を育みたいのに、やり方を見て真似をするだけって意味あるんですか?どうやって作ったらいいか分からないから、このような力が育まれるのでは?
育む力を邪魔する作品集なんてむしろ害では??というのが私の意見です。
というわけで、リブロック全推しです笑(異論は認めます。)
そもそも、私がリブロックを推す理由は、思い出補正と神戸との縁が絡んでますので、ご了承くださいね!
リブロックとは
リブロックは、ビーエルホールディングス株式会社の中のブックローン(株)が発売している幼児教材としてのブロックです。
ビーエルホールディングスは、ブックローンの他にはビーエル出版、キクヤ図書販売(喜久屋書店)が含まれています。
いずれも、神戸で主に活動している会社です。
私の地元は神戸ではないのですが、神戸にかなり縁があるので、より好きになったと言うところがあります。神戸の喜久屋書店にリブロックが売られていたのはそういうことだったんですね〜
リブロックホームページより引用
こんな形のブロックです。
いろいろな形があるのに、あらゆるパターンで結合することが可能になっています。
リブロックをおすすめする理由
リブロックの素晴らしい点は、作って終わりではないこと!
作品の融通性ということにしておきますが、これが素晴らしいんです!
他のブロックにはない唯一無二の性能と言ってもいい。
リブロックで作った作品は、
動かせます。回ります。走ります。乗ることができます。
すごくないですか?私は乗ることができるというのが本当にすごいと思っています。
大人の私が乗っても壊れない耐久性があります。
他のブロックでは、作って終わりかなと思うんです。遊ぶといってもその形を維持したまま遊ぶ、模型やぬいぐるみみたいなもの。ものによっては丁重に扱わないとすぐ壊れてしまうこともある。
だいたい、「眺める」、「飾る」、そして、「壊す」という道を辿ること。
リブロックは、壊す前にその作った作品で「遊ぶ」という工程が入ります。
むしろ、遊ぶがメインと言っても間違いではない!
リブロックは、作るが目的ではなく、作ったもので遊ぶが目的。
これって当たり前のように見えて、当たり前じゃないですよね?プラモデルやジグソーパズルって作るのが目的なこともありませんか?
でも、本当はいろんなものって使うために作りますよね?
私もよくプログラムを作ったりDIYで子ども用玩具を作ったりモビールを作ったりしますが、作るために作っているわけではなくて、使うために作っているんです。だから、子どもにも使うために作ってほしいと思います。
自分で作ったものが動くという体験。
そうそう体験できるものではありません!
よく車を作るのですが、1歳くらいだと乗って遊べます。

耐久性
リブロックは、上の写真でも分かる通り、子どもが乗るくらいではびくともしません!
その理由としては、作成の方法にあります。
一個一個のブロックががっちりと結合します。
大人でも取り外すのに苦労するくらいです。
大きさが精密に計算されていて、隙間ができたなと思うところは違うブロックで補強が可能なところもすごいです。
そのため、サイズ違いのブロックを組み合わせて形を作ることができます。
リブロックでは、車輪と軸があるので、車とか飛行機、風車のような車輪を使う作品が得意です
。そして、これらの作品は動きます。
動くだけじゃなくて、車に乗れます。
幼児だったら余裕で乗ってから動かせますし、大人が乗っても壊れないくらいの耐久力があります。
空間把握能力
これは、ブロック遊びで学ぶべきことなのですが、
どこにどのブロックを組み合わせていけば作れるかを考えながら作りますよね?
時には、間違えていて違う部品をくっつけたりもする。そういうことが必要です。
リブロックでもその力が十分に養われます。
創造性
これも他のブロックでも養われる力ですが、リブロックの方が良いと考えています。
作例を見ていただくと一番わかりやすいのですが、リブロックは作るのが難しいです。
たのしい作例_リブロック(公式HP)

私でも、細かいところが書いてなくて難しく感じたわ

小さい時は、作り方を見ながら作っても作れない作品があって悔しかったよ
だから、いいんですよね!(え!?)
だから、創造力が養われるんです。
大人になって公式ホームページのリブロック作品集を見ていて思いました。
「自分って創造力なかったなー。みんな凄すぎでしょ。そんな何もないところから作るの凄すぎ。」って。
この創造力というのは、与えられるルールを守っているだけでは身につきません。
しかし、みんなができるルールを理解していないとうまくこの力が働かないというのも事実です。
リブロックはこの創造力を鍛えるために、あえて作品集をあまり出していないのかと思うほどでした。
さらにさらに、作った作品も「え?」と驚くものが多いです。
「まぁ、そういうふうに捉えれば、そういうふうにも見えるけど、強引では?」という作品が多いです。ここも創造力なんですね。



何歳でも遊べる
リブロックは、何歳でも遊べることが特徴です。
何歳でもというのは誇張なしで、大人も遊べるということです。
むしろ、大人の方が遊べると言っても間違いではありません。
先に書きましたが、小さい時は思ったように作れなかったり創造力・空間把握力が足りず楽しめなくても大人になると楽しめることもあります。

私も子どもの時よりも大人になってからの方が
いろいろな作品が作れるようになってびっくりしました。
大人が遊ぶって大事?って思われるかもしれませんが、子どもの発育にはすごく大事です。
子どもは、親と遊ぶことが大好きです。
遊んでいいよと言われて、ブロック遊びを始めますが、すぐに飽きます。
うまく作れなくて癇癪も起こします。
親が違うゲームをしてたりしたらそっちで遊びたくなりますし、
ブロック遊びをしてくれなくなります。
親が一緒に遊んでくれていたら、嫌になって違うところに行ってもまた戻ってきます。
そして、親のやり方を見て学び、できることが増えていくことで子供だけでも遊べるようになってきます。そのために親が一緒に遊んで楽しむことが大事だと考えています。
先に書いた通り、リブロックは子どもだけで遊ぶには難易度が高いところもあります。
だから、親が一緒に遊んであげるということは非常に重要です。
0歳児から遊べる
我が家でも0歳の時から遊んでいます。
積み木と同じように積み上げたり、重ねたり、転がしたり、叩いたり、そういう遊びをしてきました。
1歳になったら、ブロックを組み合わせることができるようになりました。
H型のブロックに小型のブロックを組み合わせて原っぱを作ったり、車輪をはめたりすることができるようになって、2−3個のブロックを使った造形ができるようになります。
2−3歳になれば、その造形が意味をなすようになってきます。
もちろん、「え?それが剣?」みたいなよくわからない作品もたくさんできますが、それこそ創造力を働かせてできたものなので、作り方通りではないところに価値があると思います。

さいごに
この記事では、私が大好きなブロック・リブロックの紹介をしました。
我が家はリブロック ユニバーサルセットを持っているのですが、今は絶版になっていて、公式ホームページでも売っていません。ユニバーサルセットは126,448円です。超大型の車輪・ブロックが入っているのが特徴で、小さい子どもが乗っても壊れない車を作れるセットです。私はこれで3-5回程度車を作りました。
なので、できれば皆さんにもこのセットを手に入れて欲しいと思います!
私はメルカリで買いました。メルカリに出品されたら、買ってもいい品です!
その下のワンダーセットには超大型のブロックが入っていないのですが、これもかなりのボリュームがあります。対象年齢は3歳からになっていますが、2個のブロックを組み合わせるぐらいは1歳児でもできます!こちらは、超大型の車輪・ブロックが入っていないので、子どもを乗せて運転するような乗り物を作るには工夫が必要だと思います。私も作ってみようかと思いました。
ワンダーセットより小さい量のセットは、たくさん発売されていますが、量が多ければ多いだけ作る作品のバリエーションが増えますので、量がたくさんあるセットを買うことをお勧めします。
お値段がそこそこしますので、メルカリで買うのもありだと思います!
その場合、経年劣化でブロックの表面の塗装が取れかけていて接続の時に軋んだりしますので、注意してくださいね!市販のワセリンを塗りこんで使っていると気にならなくなることもありますので、お試しください!
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