語彙力だけじゃない。子どもの成長を広く見るための42の力を整理してみた

最近、2歳の我が子の言葉がどんどん増えてきて、「語彙が増えた」「発語が増えた」ということに目が向くことが多くなりました。

でも、ふと思ったんです。

私は“言葉”ばかり見ていて、子どもの他の成長を見落としていないだろうか?

例えば、子どもの育ちには、こんな力もあるはずです。

  • うまくいかなくてもやり直す力
  • 自分で工夫して遊ぶ力
  • 人と関わる力
  • 体を思い通りに動かす力
  • 音やリズムを感じる力

こうしたものも、どれも子どもにとって大切な「育ち」です。

そこで今回、「子どもに伸ばしてあげたい力って、そもそも何があるんだろう?」という視点で、できるだけ広く整理してみました。

その結果、我が家ではひとまず、5つの大きな分野・42の力に分けて考えることにしました。

この記事では、その全体像をまとめています。


子どもの力を整理したかった理由

子育てをしていると、どうしても目につきやすい力ばかりを見てしまいがちです。

例えば、我が家で言えば最近は「言葉の成長」が分かりやすく、ついそこばかり気にしてしまっていました。

でも、本当は子どもの成長ってもっと広いはずです。

何を伸ばしたいのかが曖昧なままだと…

  • 関わり方に一貫性がなくなる
  • 得意な部分ばかりを伸ばしてしまう
  • 実は育っている力を見落としやすくなる

「賢くなってほしい」「いい子に育ってほしい」という願い自体は自然なことですが、それをもう少し具体的に見ていくことで、子どもの成長をもっと立体的に見られるのではないかと思いました。

だから今回の整理は、子どもを評価するための表ではなく、親が成長を見るための地図のようなものとして作っています。


まずは5つの大きな分野で見る

細かく見ると42項目ありますが、最初から全部を見ると少し多く感じます。

なので、まずは5つの大きな分野で捉えるのがおすすめです。

① 知的・学習関連

言葉、思考、知識、創造、探究など「学びの土台」になる力

② 対人・社会性

人と関わる力、協力する力、気持ちよく過ごす力

③ 自己成長・自己管理

気持ちを整える力、やり抜く力、自分を育てる力

④ 運動・身体機能

体を思い通りに動かす力、感覚や動作の土台になる力

⑤ 音楽

音やリズムを感じ、楽しみ、表現する力

この5つで見ていくだけでも、「うちの子の成長って、言葉だけじゃなかったんだな」と気づきやすくなります。


子どもに伸ばしてあげたい42の力【一覧】

ここからは、それぞれの分野の中にどんな力があるかを整理していきます。

できるだけ親目線で分かりやすい言葉にしつつ、括弧内に近い意味の能力も添えています。

※大切な前提
ここにある力を、幼児期のうちにすべてバランスよく伸ばさなければいけない、という意味ではありません。
大事なのは、「うちの子はいま、どんな力が育っていて、どんな経験がそれにつながっていそうか」を広い視点で見られることだと思っています。

① 知的・学習関連

含まれるもの
言葉で伝える力語彙力、言語力、表現力
考える力思考力、判断力、観察力、記憶力、計算力
知っていることの広さ知識
自分なりに生み出す力創造力、独自性
知りたい・やってみたい力知的好奇心、探究心、問題解決力

② 対人・社会性

含まれるもの
人と気持ちよく関わる力コミュニケーション力、共感性、道徳心・倫理観、公共性
一緒にやる力・引っ張る力リーダーシップ、主体性、協同力、規範意識・マナー

③ 自己成長・自己管理

含まれるもの
気持ちや行動を整える力集中力、メンタルコントロール力、ストレス耐性、忍耐力(やり切る力)
自分を知って育てる力恒常心、自己肯定感、柔軟性
順番だてて進める力計画性、自己管理能力、時間管理

④ 運動・身体機能

含まれるもの
体を思い通りに動かす力筋力・体力、柔軟性、協調性・バランス、俊敏性(敏捷性)、反応速度、空間認知能力

⑤ 音楽

含まれるもの
音やリズムを感じて表現する力リズム感・メロディー感、音程感覚、楽器演奏能力、音楽的表現力

実際に我が子を見ていて思ったこと

今回整理してみて感じたのは、1つの遊びや生活の中でも、実はいろんな力が育っているということでした。

例えば我が家では、こんなふうにつながっていそうです。

  • 虫探しや散歩 → 観察力、探究心、知識、集中力
  • 絵本の読み聞かせや会話 → 語彙力、表現力、記憶力、想像力
  • 歌や手遊び → リズム感、記憶、発音、模倣
  • 公園遊び → バランス感覚、俊敏性、順番を待つ力、協同力
  • ごっこ遊びやブロック → 創造力、独自性、問題解決力

つまり、「これは言葉の遊び」「これは運動の遊び」ときれいに分かれるわけではなく、子どもの遊びや生活の中には、いくつもの育ちが重なっているんですよね。

だからこそ、親が見る視点を増やしておくことには意味があるのかなと思いました。


この一覧は「できる・できない」を見るためのものではない

ここでひとつ大事にしたいのは、この一覧をチェックリストのように使いすぎないことです。

子どもの成長は本当に凸凹がありますし、得意・不得意の偏りがあるのは自然なことです。

「まだできていない」より、
「今どんな力が育ってきているか」を見る方が、親子ともに前向きになれる
と感じています。

例えば、

  • 言葉はまだ少なくても、観察力が鋭い子
  • 人前で話すのは苦手でも、創造力が豊かな子
  • 落ち着きはないけれど、探究心がとても強い子

ということも、普通にあると思います。

だからこの一覧は、「足りないところ探し」ではなく、「その子らしさを見つけるためのヒント」として使いたいです。


今後は、それぞれの力を年齢別に整理していきたい

今回まとめたのは、あくまで全体像です。

今後はそれぞれの力について、できれば別記事で

  • 達成ポイント(ミニマム)
  • 達成ポイント(優秀)
  • その指標
  • 伸ばすための方法

を、年齢別(2歳・4歳・6歳・9歳・12歳・15歳)で整理していきたいと考えています。

「今の年齢なら、どんな関わりが合っているのか?」まで落とし込めると、もっと実用的な記事になりそうです。

また、今後見直していく中で、分類や項目数が変わることもあると思います。

もし「こんな力もあるのでは?」という視点があれば、私自身もぜひ考えてみたいです。


まとめ|子どもの成長は、語彙や勉強だけでは見きれない

今回、子どもに伸ばしてあげたい力を整理してみて思ったのは、子どもの成長は本当に多面的だということでした。

つい目に見えやすい「語彙」「数」「できること」に注目しがちですが、その裏には

  • 考える力
  • 感じる力
  • 工夫する力
  • 人と関わる力
  • やり抜く力

など、いろいろな育ちがあります。

全部を均等に伸ばすことはできなくても、親が「どんな力があるか」を知っているだけで、子どもの見え方はかなり変わる気がします。

そしてその見え方が変わると、毎日の声かけや遊びの意味も、少しずつ変わってくるのかもしれません。

「うちの子に、今どんな力が育っているんだろう?」
そんなふうに見るための、ひとつの地図として使っていただけたら嬉しいです。

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